過去ログ - 世にも奇妙な346プロ
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140:名無しNIPPER[saga]
2017/02/10(金) 17:14:52.47 ID:kE3bTgvP0
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その日から俺の脳内は『事務所のアイドルのロッカーから針』というわかりやすい内部の問題にほぼ占拠されてしまった。
以降俺は市原に対して重点的に気をかけるようになった。
城ヶ崎の妹の方に「Pくん最近仁奈ちゃんにばっかり贔屓してない?」と言われた。
これでは逆に市原を悪目立ちさせてしまい、
(いないと願いたいが)犯人の行為をエスカレートさせかねないと判断した俺は小・中学生組の仕事の管理を多く請け負うことになった。

事態は目に見えて悪化していた。それがさらに俺を悩ませた。
翌週土曜、佐々木が市原を伴って俺の前に現れたときは嫌な予感がした。それが的中してしまった。

「私、上履きに針が入れられてたんです」
「結構長い間、入れられ続けましたけど、私もう我慢できません」
そう言って俺の目の前に、市原の時と同じような形の針が入った内履きを差し出す佐々木。
その表情は困惑とも悲哀とも憤然とも取れぬ様子であった。

「仁奈ちゃんも確かに見てます。今日確かに見ました。これ、どう思いますか……?」
俺は頭を抱えんばかりだった。対応を誤ったか?犯人は誰なんだ?どうしてこんな事をするんだ?
そればかりが渦巻いていた。


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