過去ログ - 魔王「この空とともに旅をしよう」
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13: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:33:17.34 ID:Q8G1HzKN0
−−−−−−−

勇者「みんな、この門の扉を開けたら後戻りはできない。いいな」

戦士・僧侶・魔法使い「「「ああ」」」
以下略



14: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:36:03.88 ID:Q8G1HzKN0
勇者「俺たちの中に魔王サイドのスパイがいるとでも言うのか? そんな陳腐かつチープな心理戦に惑わされるとでも思ってるのか!」

門番「クフフ。ではある男の話をしよう」

戦士「……」
以下略



15: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:37:52.70 ID:Q8G1HzKN0
勇者「なっ……」

僧侶「そんな……」

戦士「…………」
以下略



16: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:39:46.36 ID:Q8G1HzKN0
戦士「当時、貴様には婚約者がいたじゃねえか……!」

戦士「貴様から魔王討伐隊の話を聞いた後、俺も魔王戦のことを色々調べたんだ」

戦士「ここ50年の間、ほぼ10年間隔で魔王討伐隊が送り込まれているが、正常な状態で帰還した者はゼロだった」
以下略



17: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:41:45.43 ID:Q8G1HzKN0
勇者「ま、待て戦士。こいつの言っていることはおかしい。こんな奴と1対1で戦うことはないぞ」

僧侶「そうです! そこの門番、私達4人が相手です!」

戦士「いや勇者、これは俺とこいつの戦いだ」
以下略



18: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:44:06.04 ID:Q8G1HzKN0
男(えっと、ここの武器屋の角を曲がって……)

男(おかしいな、元帥の家はこの辺りだったはずだけど……)

男(何で会堂みたいな馬鹿でかい建物に出ちゃうんだ? というか何で武器屋の並びに会堂があるんだ?)
以下略



19: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:46:39.05 ID:Q8G1HzKN0
男(誰かにつけられてる!? そういえば、街中でキョロキョロすると危ないって言われてたっけ)

男「私に用があるなら出てきていただけませんか!」

…………
以下略



20: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:49:07.89 ID:Q8G1HzKN0
???「何を訳の分からぬことを! 立ち去らぬのなら、切り捨てるまで……!」ビュンッ

男「本気!? ああもう仕方ない」グイッ

???「御免!」シュンッ
以下略



21: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:51:05.92 ID:Q8G1HzKN0
???「ふん、訳の分からぬ心理戦などには惑わされんぞ」

男「元帥の家を知りませんか? 確か、この辺りにあったはずなんですけど」

???「やはり命を狙っておったか」
以下略



22: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:53:37.25 ID:Q8G1HzKN0
−−−−−−−

給仕「紅茶をどうぞ」カチャ

男「あ、どうも」
以下略



23: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/13(月) 00:55:28.80 ID:Q8G1HzKN0
男「ところで、城門で聞いたのですが、王都は治安が悪いようですね」

老騎士「王都というか王国全体の話ですが……、客人殿はこの国の方ではないのですかな? あまり見かけぬ風体ですが」

男「ええ、隣国から来ました」
以下略



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