6: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:28:04.75 ID:wEl2FJXR0
リューク「じゃ、やっぱり噂は噂か」
月「多分ね。だが……デスノートがあれば、不可能ではない」
月「ただの噂であればそれでいいが、もし僕以外のノートの所有者の仕業なら……」
7: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:29:32.80 ID:wEl2FJXR0
月「まあいい。どの道、真実はもうすぐ分かるさ」
月は先程地獄通信について調べてから電源を入れたままのパソコンのブラウザを立ち上げ、
検索サイトのサーチボックスに『地獄通信』と打ち込む。
8: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:30:45.00 ID:wEl2FJXR0
リューク「で、どうすんだ?」
月「…………」
月はウィンドウにたった一文字、「L」と打ち込むと、送信をクリックする。
9: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:31:54.54 ID:wEl2FJXR0
月(この女、いつの間に……?)
月(僕の部屋は二階にあり、ドアには鍵がかかっている)
月(人間が音もなく侵入する事は不可能……という事は……)
10: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:33:06.52 ID:wEl2FJXR0
あい「あなたが本当に怨みを晴らしたいと思うなら、その赤い糸を解けばいい」
あい「糸を解けば、私と正式に契約を交わした事になる」
あい「怨みの相手は速やかに地獄に流されるわ」
11: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:34:44.70 ID:wEl2FJXR0
あい「ただし、怨みを晴らしたら、あなた自身にも代償を支払ってもらう」
月「代償?」
あい「人を呪わば穴二つ……あなたが死んだら、その魂は地獄に堕ちる」
12: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:35:47.35 ID:wEl2FJXR0
リューク「――――おい、ライト。ライトってば」
月「え……?」
月(何だ、今のは……?)
13: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:38:18.24 ID:wEl2FJXR0
月「消えた……」
月「地獄少女……どう考えても、普通の人間ではない」
月「だが、死神ならば、その死神の所有するノートに触らなければ姿は見えないはず」
14: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:40:25.53 ID:wEl2FJXR0
月「それよりも問題は、僕が地獄少女の標的となった場合だ」
月「地獄少女への依頼に本名が必要でないのなら……」
月「キラと書かれただけで僕は殺される可能性がある」
15: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:41:44.24 ID:wEl2FJXR0
リューク「でもよ、誰かがキラって書き込むだけでアウトなのに、防ぎようなんてないだろ?」
月「いや、そうでもない」
月「『真実の地獄少女』のこのページを見てくれ」
16: ◆KArC8C4TSo[saga]
2017/02/13(月) 20:43:16.23 ID:wEl2FJXR0
月「つまり、誰かがキラと書き込んだとしても、地獄少女側が僕がキラだと特定出来なければ」
月「僕は地獄に流される事はない」
リューク「そりゃあそうかもしれないが……」
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