過去ログ - 六畳世界から考察するチョコレートと恋愛ごとにおける関係
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/02/17(金) 22:16:03.98 ID:FaAku7hO0
「それはバレンタインというやつが明日に迫っているからでしょう」
冷静に私と同じ分析をしたらしい明石さんは自分と同じ女性たちをどこか遠い世界の者たちを見るような目で眺めながら淡々と言った。
「ああ、そうか。……明石さんは、その、興味はないのかい? こういうことには」
さも明日はそんな日だったかと今さらになって思い出したような顔で頷きながら、私はチラリと目をやるくらいの気持ちで明石さんに流し目で視線を一瞬送った。
別に私はバレンタインなぞ興味はない。だいたいチョコレートなどといういかにもオンナノコ好みな甘いお菓子なんて私は得意ではないのだ。むしろあんなモノを自分が相手を好いているからという理由だけで贈ってくる乙女たちからわざわざもらわねばならぬ男性諸君を思うと少し同情の念を抱いてしまうばかりでさえある。
だから私は別に明石さんが明日に何かをするかどうかなど微塵も興味など湧かない。そもそも明石さんがこのような阿呆らしい浮ついたイベントごとなどに参加するような人のはずがない。だからこれはあくまでもちょっとした話題なのだ。私が明石さんからチョコをもらいたいなどというそんな浅ましく浮世めいた破廉恥なことを考えているというわけでは断じてない!
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