過去ログ - 六畳世界から考察するチョコレートと恋愛ごとにおける関係
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22: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2017/02/17(金) 22:17:08.28 ID:FaAku7hO0
明石さんは私の方をちらと眺め、それから周りの店や乙女たちを一瞥すると、小さくため息を吐いた。

「先輩。先輩はチョコがほしいのですか?」

「なぜ?」

「いえ、そのようにあからさまに気にしているような視線を投げかけながら聞かれますので」

「そのようなことはないさ。私ももうオトナなのだ。バレンタインなどという中学生くらいのコドモがするような恋愛行事など、疾うに卒業しているとも」

「そうですか……正直私もさほどあの手のイベントごとは好きじゃありません。ですので、明日はむしろチョコではなく大好きなお饅頭でも食べていようかと考えていたところです」

「なるほど。そういうことであれば明日は宇治の方まで一緒に出かけないか? 最近とてもうまい漉し餡饅頭を出す茶屋が出来たと樋口氏から聞いたのだ」

「それはよいことです。先輩がよければぜひともご相伴させてください」


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