過去ログ - 【モバマス】「とりとめもない日々の一コマ」【アイマス】
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31: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 18:54:05.95 ID:vKNINmKu0

「プ、プロデューサーさん!」

「ちょっとちょっと大丈夫!? うわぁ……思ってたよりも酷い顔だぞ」

以下略



32: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 18:56:02.77 ID:vKNINmKu0
===

 プロデューサーがやって来てから数十分。

 予定されていたミーティングが終わる頃には、未央にもこの違和感の正体がハッキリと分かるようになっていた。
以下略



33: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 18:57:20.79 ID:vKNINmKu0

(え、えぇっ!? 茜ちんに、『no-no』のモデルのお仕事ぉ!?)

 ここでどうして未央がこれほどまでに驚いているのか、その理由を説明しておかねばなるまい。

以下略



34: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 18:58:52.15 ID:vKNINmKu0

「で、でもでもでもでもプロデューサー! あ、茜ちんはその、なんていうか……」

 未央が、困惑したままの表情で茜の方をチラリと見た。

以下略



35: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 19:00:23.94 ID:vKNINmKu0

「よぉーし、やりますよー私は……ぼんばー」


 限界、である。
以下略



36: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 19:01:34.40 ID:vKNINmKu0

「お、落ち着け……落ち着いて思い出すんだ本田未央。
 茜ちんは、日野茜という女の子はいつも元気で全力で、喋ると必ず語尾に感嘆符がつくような女の子で」

 だが、未央は薄々気がついていた。今日の茜の喋った言葉に、
以下略



37: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 19:02:30.52 ID:vKNINmKu0
===

 だが、いつまでもこうして風に当たってはいられない。

 世界が、茜がどのように変わってしまっていても、自分はポジパの一員なのだ。
以下略



38: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 19:03:33.19 ID:vKNINmKu0

「ねぇ、茜ちん」

「はい、何でしょう?」

以下略



39: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 19:04:17.96 ID:vKNINmKu0

「私の知ってる茜ちんは、もっと元気で、もっと明るくて、
 そんなかれんがずる休みする時みたいな儚い雰囲気、纏ってるような子じゃないハズなんだけど」

 未央の言葉に、プロデューサーが「まって、加蓮のくだり初耳なんだけど」と反応し、
以下略



40: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 19:05:10.94 ID:vKNINmKu0

「あー……みえまひゅか?」

「えっ?」

以下略



41: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/20(月) 19:05:40.46 ID:vKNINmKu0
ここまで。


42:名無しNIPPER[sage]
2017/02/21(火) 04:44:39.52 ID:EicJaouKO
いやもう終わって良いよ


43:名無しNIPPER[sage]
2017/02/21(火) 06:56:19.24 ID:XDR1f5C6O
楽しみにしているよ


44:名無しNIPPER[sage]
2017/02/21(火) 07:17:59.36 ID:KPmZNvn/O
乙乙

この日常の一コマ感好きだわって思ったらスレタイだった


45: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/21(火) 18:40:31.14 ID:qb2rboHA0
===5.

 事務所における森久保乃々の定位置は、プロデューサーのデスクの下である。
 元来引っ込み思案で気も小さい森久保にとって、この狭く暗くそしてほんのりと暖かいスペースは心休まる『隠れ家』だった。

以下略



46: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/21(火) 18:42:04.40 ID:qb2rboHA0

 森久保は、自分の隣に同じような恰好で居座るプロデューサーに向けてそのジトッとした視線を投げかける……
 ことはとても恥ずかしくてできなかったので、代わりに彼との距離を広げるために隅の方へと移動した。

 そうしてデスクの脚と床の接地面を凝視しながら、勇気を振り絞って彼に声かけたのだ。
以下略



47: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/21(火) 18:43:19.48 ID:qb2rboHA0

「今の俺に、ここから出て行くつもりは全くないぞ」

 おまけにハッキリとした拒絶の意思まで示された。
 自らの無力さに思わず唇を噛みしめる森久保に、プロデューサーが優しい口調で語りかける。
以下略



48: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/21(火) 18:44:51.63 ID:qb2rboHA0

 それはまた、随分と自分勝手な言いぐさだった。森久保が、震える声で「で、でもぉ……」と抗議する。

「プロデューサーさんの怖いものって……もりくぼの勘違いでないなら、す、すぐそこにいるような気がするんですけど」

以下略



49: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/21(火) 18:46:11.72 ID:qb2rboHA0

 その少しばかり怒りを含んだ物言いに、プロデューサーが「いや、そういう意味で言ったんじゃ」と否定する。

「じゃ、どういう意味で言ったんですか……いい加減、観念してそこから出て来て下さいよ。
 乃々ちゃんだって、ほら、さっきから困ってるじゃあないですか」
以下略



50: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/21(火) 18:48:50.14 ID:qb2rboHA0

 険しい顔のちひろに睨まれたプロデューサーが
「の、乃々! お前からもちひろさんを説得してくれ!」と泣き出しそうな顔をして助けを求める。

 とはいえこんな時、十四歳の小娘に一体何ができると言うのだろう?
以下略



51: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/21(火) 18:51:23.56 ID:qb2rboHA0
>>49
×「なんだよぅ、なんだよぉ……! お、俺はただ、事務所のためのも良かれと思って……」
○「なんだよぅ、なんだよぉ……! お、俺はただ、事務所のためにも良かれと思って……」
ここまで



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