30:名無しNIPPER[saga]
2017/02/24(金) 01:56:49.11 ID:whLr7hPA0
つかさ「とにかく凛を探せってことになるのか……でもどこにいるかの手がかりが何もないけど」
愛梨「手がかりは今のつかさちゃんの状態です。今のつかさちゃんは言ってしまえば凛ちゃんなんです。言いかえれば……」
つかさ「本来のアタシのポジションに凛がいるワケだな……でも待てよ、そうなると凛と出会えるのは第3回総選挙後じゃねぇか! 詰んでね?」
愛梨「はい、このままでは凛ちゃんに出会うことなく第3回総選挙が終わってしまいます。だから……今の私にできる魔法をつかさちゃんに」
愛梨が目を瞑って両手を握り始めた
その姿は結構絵になっていて……いやドレス姿でそのポーズは少し反則だろ、マジもんのお姫様かよ
そんな愛梨に見とれていると、愛梨の手からは光があふれてきて……その光はアタシを包んでいった
なんだろうこの光は……暖かくて優しくて
「ごめん……そして、みんなをよろしくね」
一瞬、凛の声が聞こえた気がした
なんだよ「ごめん」って、バカなこと言ってんじゃねぇよ
つかさ「ふふっ……」
愛梨「つかさちゃん?」
つかさ「ぜってー、凛をたたき出してやるって決めただけだからさ。ところでアタシにどんな魔法をかけたんだ? 見た感じなんも変わってないけど」
愛梨「私と蘭子ちゃんからの魔法は……未来を選ぶ力ですっ!」
つかさ「未来を……選ぶ?」
愛梨「はい! 第3回総選挙が終わるまでつかさちゃんが望めば未来を変えることができますっ!」
つかさ「未来を変える……ってことはこれからの仕事の成功も失敗もアタシ自身の力で変えられるってことか」
つかさ「……でもこれならいきなり凛のところに行けるんじゃね?」
愛梨「いいえ、凛ちゃんを迎えに行くには準備をしなきゃダメですっ! それはつかさちゃんも分かっているはずです」
つかさ「……そーいうことね、オッケー分かった」
愛梨「つかさちゃん、これからとても忙しくなると思います」
愛梨「時にはすべてを投げ出したくなる時があるかもしれません……」
愛梨「でも、今のつかさちゃんには助け合える仲間がいます」
愛梨「……どうかそれを、忘れないでくださいねっ!」
つかさ「ああ……ここまでしてくれて本当にありがとな」
愛梨「いいんですっ♪ だって私達はトップアイドルを目指す仲間なんですから……もう時間ですね、おやすみ……な……」
時計の針は24時を迎えると意識を失った愛梨の姿は美しいドレス姿から可愛い寝間着に変化していた
慌てて来たのかボタンを掛け違えている
愛梨「すぅ……すぅ……」zzz
つかさ「まったく……とことん無防備なんだから愛梨は」
心地よく寝ている彼女を起こすのも可愛そうなので布団の中に移動させる
アタシは……カーペットの上でいいか
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