31: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:44:58.65 ID:rlcca1EQ0
千早「私が歌を歌うということは、独りよがりだったのですね」
千早「それに、誰とも関わろうとせず、ずっとたった一人で過ごしてきました」
32: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:46:50.90 ID:rlcca1EQ0
P「弟君のために歌いたかったのであれば、もっと大事なことがあったのじゃないかな?」
千早「もっと、大事な、こと…?」
33: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:51:22.64 ID:rlcca1EQ0
千早「本当に、それが、優のためにできること…?」
P「ああ、そうさ。そして千早のためにも」
34: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:52:24.60 ID:rlcca1EQ0
・・・
十分ほどして、千早は落ち着きを取り戻した。
35: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:53:25.77 ID:rlcca1EQ0
P「…そうだ、千早。さっき、自分はずっと一人だって言ってたけどさ、今はそんなことはないだろ?」
千早「えっ?」
36: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:55:32.98 ID:rlcca1EQ0
十日後、千早はステージの前にいた。千早単独のイベントだ。
病気で倒れた後、初めてのステージである。
37: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:56:19.55 ID:rlcca1EQ0
千早の登場に、会場では歓声が沸く。
千早は一礼する。会場が静かになるのを待っていた。
38: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:57:39.64 ID:rlcca1EQ0
39: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:58:51.57 ID:rlcca1EQ0
ワアアアァァァ!!
千早「プロデューサー」
40: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 15:59:49.32 ID:rlcca1EQ0
千早「私には何ができるのか、少し分かった気がします」
千早「やっぱり、私には歌しかありません。だからこそ、私は歌で皆を幸せにしたいです」
41: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/02/25(土) 16:00:20.57 ID:rlcca1EQ0
ふと、腰の高さにも手のひらを出してみたくなった。すると、手のひらに、軽くパチンと何かが当たる感触がした。
少し驚いてしまったが、俺はくすりと笑った。
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