過去ログ - ヴィーネ「ガヴリールの大切なものって…何?」
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1:名無しNIPPER
2017/03/04(土) 13:51:55.85 ID:a/GtNtoE0
ガヴは何かに頓着するタイプではない、と私は考える。
駄天使と化した今だからではなく、誰もが心惹かれるような天使だった頃からだ。

他人との関係がさっぱりしていて、手を離されたら縋ることもなく立ち去ってしまいそうな、そんなイメージがある。

そういったイメージから気になることがある。何が彼女の心を占めているのかということだ。
やっぱりネトゲだろうか。

家族とか友達とか恋人とか、人は誰もが心に誰かを住まわせている。趣味でもいいのかな。
それは人が明確な意思を持たずに生き続ける為に必要なものなんじゃないのかなと私は思っている。
天使でも悪魔でも、そういうところは人間と変わりないはず。

勝手に思っている枠組みにガヴを押し込んで考えるのはおかしいことだけど、気になるのだ。
彼女には誰かが住んでいるのかな。彼女は何を大切に思っているのかな。

私は、ガヴリールという個人が気になる。まだ出会って日は浅いのだし、日が浅いのだから、彼女のことをもっと知りたい。

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2:名無しNIPPER[sage]
2017/03/04(土) 13:53:02.67 ID:a/GtNtoE0
ヴィーネ「おはよ、ガヴ」

ガヴリール「……おはよ…」

夏休みが始まって5日ほど経った朝、そこそこ晴れの日、私はガヴの家を訪ねていた。
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2017/03/04(土) 13:55:03.22 ID:a/GtNtoE0
この部屋の惨状を見てもうほとんど何も感じない事にある種の悲しみを覚えながら、私は散らかった部屋を掃除する。
黒いワサワサした生き物が現れないことを祈りながら。


ヴィーネ「あんた…こんな部屋でよく生活できるわね」
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2017/03/04(土) 13:55:53.40 ID:a/GtNtoE0
こういう所だ。こういう所が、彼女らしくもあり同時に怖い所だ。
私が本当に堕落した生活を始めても、学校に来なくなっても、私を訪ねてこないんじゃないだろうか。
たとえ訪ねてきても、その動機は「友達」だからじゃなくて「都合の良い存在」だから、なのかもしれない。


以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2017/03/04(土) 13:58:13.65 ID:a/GtNtoE0
ガヴリール「うん、うまい」


ヴィーネ「そう?よかった」

以下略



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