過去ログ - 鞠莉「果南が…」千歌「戻ってこない…?」
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15:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 21:33:29.13 ID:oUECwn7k0

―――


遠くの方からサイレンの音が聞こえてきたのは、それからどれくらい後だっただろうか。

自分の膝の上の『果南】は、相変わらず色を失った顔で、浅い呼吸を繰り返している。

鞠莉「果南、どうしちゃったのよ……」

髪を撫で呟く。

無理していたのだろうか。最近疲れがたまっていたのだろうか。

だとすれば、方々に連れまわした自分の責任でもあるのだろうか。

鞠莉「ごめんね果南。気づいてあげられなくて。もうすぐ救急車、来るからね。」

ぴくりとも反応しない果南に、また気落ちする。

果南は目を覚ますのだろうか。

どこにも目立った外傷はない。

何が原因で倒れたのか、皆目見当もつかなかった。

もし、何か重い病気だったら――。

嫌な想像が頭を巡り、鼻の奥がツンと熱を持つ。



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