22:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:27:26.87 ID:2xfEaWy9O
気付いた時にはプロデューサーは早苗相手にもタメ口になっていた。タメ口になってると気付いた時、早苗は嬉しかった。距離が近づいた気がしたから。
別に異性として好きなわけではない。正直容姿的に言えばアウトオブ眼中というやつだ。プロデューサーとアイドル。その枠組みにおいてはプロデューサーは誰よりも信頼できる人だった。いわば相棒というものか。信頼できる相手というのは本当に居心地がいい。めんどくさくない。早苗はそう考えていた。
「ほら着いたぞー。早苗さん、そいつら起こして」
23:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:27:56.30 ID:2xfEaWy9O
「三人ともお疲れ様。だけど、ライブまでもう日がない。しばらくきついレッスンになるが頑張ってくれ」
「うー、頑張りますー」
「ふ、ふふふ、サイキックアイドルユッコに、任せてください!」
24:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:28:23.60 ID:2xfEaWy9O
早苗から日報を受け取り、確認する。
この日報制度だが、実は会社が取り入れているものじゃない。このプロデューサー個人が実施しているものだ。日報からアイドルの状態やレッスン状況、進捗などを確認する目的で始めた。少し負担になるかもしれないが、それ以上にメリットがあると思っているため、プロデューサーはこれを廃止しない。
「はい。ありがとうございます。じゃ、帰っていいよ」
25:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:28:52.47 ID:2xfEaWy9O
「……あたしがここまで夢中にさせられるとは思わなかったわ」
早苗さんのその表情からは真剣味が感じ取られたため、プロデューサーは黙って聞くことに徹した。
「最初は変な奴に絡まれたと思ったけど、どんどん心を占める割合が大きくなっていって、気付いたらアイドルになってた。デビューするまでは不安でいっぱいだったけど、デビューして初めて、初めてあんなに楽しいと思えたわ……ほんと、顔に似合わずいい手腕だったわ」
26:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:29:19.25 ID:2xfEaWy9O
「もう照れちゃってるの?」
「ああ、うるせえうるせえ! 早苗さんもさっさと帰れ!」
「嫌よー。というか今の流れは完全に飲みに行くかって流れでしょ!」
27:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:31:11.00 ID:2xfEaWy9O
拙作を読んでいただきありがとうございました。
片桐早苗さん誕生日おめでとうございます! 日付的にセーフ!! なはず。
交通違反で捕まるところですが、ちらっと見た違反者摘発の場面を見よう見まねで書いてるので全然違うかもしれません。その際はすみませんです。
早苗さんってどういうこと思ってるんだろうとか、妄想を膨らませた結果、出来ました。早苗さん大好きです。同い年の瑞樹さんも大好きです。もっと早苗さん瑞樹さんのバーターではない、メインのSSが増えてほしいと願う今日この頃です。
あとSSと全く関係ないですが、教習所のシミュレータって走りづらいなと思ったら逆走してたのは良い思い出です。
28:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:32:00.79 ID:2xfEaWy9O
過去作(書いた順)
美波「私の第一歩」
ex14.vip2ch.com
凛「事件は!」加蓮「私たちが解決する!」奈緒「何言ってんだ?」
29:名無しNIPPER[sage]
2017/03/08(水) 00:49:07.60 ID:GPV7T73go
乙
良かった
30:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 20:00:00.55 ID:gMFNHr7g0
おっつおっつ
非常に良かった
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