過去ログ - 最原「超高校級のラッキースケベ?」天海「2スレ目っす!」ダンガンロンパV3
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773:[saga]
2017/03/29(水) 21:48:12.55 ID:u0PAZHfH0
 お互いの活躍を称え合う僕たち、そう、あの学園生活からとても長い月日が経っていた。

 ダンガンロンパV3で得た才能を活かす道を歩き出した僕たちは、それぞれ別の道を歩き始めた。僕は探偵の道を、天海くんはチームダンガンロンパに就職し、自身の超高校級のラッキースケベの才能を活かして人の死なないダンガンロンパをプロデュースし始めたのだ。

 天海くんの功績は絶大で、今までのコロシアイ学園生活よりも多くの収益を上げつつ視聴者の過激な欲求に応える番組を作れているらしい。この10年近く、人の死ぬダンガンロンパは手がけられていない。それも彼のおかげだ。
以下略



774:[saga]
2017/03/29(水) 21:48:56.60 ID:u0PAZHfH0
「んあ〜!遅いぞ最原!待ちくたびれたぞい!」

「そう言ってやるなよ。終一だって大急ぎで来たんだからよ」

「皆……来てくれたんだ!」
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775:[saga]
2017/03/29(水) 21:49:38.18 ID:u0PAZHfH0
「すいません!旦那さんはいらっしゃいますか!?」

「は、はい!僕です!」

「急いで中に!もうじきですよ!」
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776:[saga]
2017/03/29(水) 21:50:39.40 ID:u0PAZHfH0
 ……この世界は時に残酷だ。理不尽な絶望が僕たちを襲うかもしれない。

 でも、そんな絶望の中にも確かに希望はある。あの学園生活の中で僕がかけがえの無い友達と何よりも大切な女性を見つけた様に、希望は必ずそこにあるのだ。

「ほぎゃぁぁぁっ!ほぎゃぁぁぁっ!」
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777:[saga]
2017/03/29(水) 21:51:56.94 ID:u0PAZHfH0
最原(茶柱さん……僕だけじゃない、男子全員を忌み嫌っていた彼女とここまで分かりあえる日が来るなんて思ってもみなかった。今の僕たちには確かな絆がある。でも、僕はこれを友情で終わらせたくは無いんだ……!)

最原(僕は女の子としての茶柱さんが好きだ。彼女は……茶柱さんは、僕のことをどう思っているのだろうか?)

最原(知りたい、彼女の気持ちを……そして伝えたい、僕の思いを……!)
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778:[saga]
2017/03/29(水) 21:53:15.40 ID:u0PAZHfH0
―――最原の研究教室

最原「……そろそろかな」

―――ガチャッ
以下略



779:[saga]
2017/03/29(水) 21:54:14.71 ID:u0PAZHfH0
茶柱「それで、その……お話とは、なんでしょう?」

最原「……茶柱さんは、男の人が嫌いなんだよね?」

茶柱「当然です!男死は皆ケダモノ!好きになんかなるわけが無いじゃないですか!」
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780:[saga]
2017/03/29(水) 21:54:58.31 ID:u0PAZHfH0
茶柱「ま、って、くださ……」

最原「一緒に過ごして、君の良い所を沢山知って、もっと近づきたいって思った。こんな僕だけど、勇気を持って君にぶつかろうって思ったんだ」

茶柱「そ、それ以上は……!」
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781:[saga]
2017/03/29(水) 21:55:48.53 ID:u0PAZHfH0
茶柱「転子……最近、変なんです。時々胸が痛くなったり、なんだか苦しくなったり……今まで感じた事の無い感情が転子に生まれて、どうすれば良いのか分からないんです……」

茶柱「転子にとって男死は天敵のはずです。声はおろか姿も見たくない相手のはず、なのに……転子は、ある男死ともっとお話したり、一緒に居たいと思うようになってしまいました」

茶柱「その人と一緒に居ると楽しくて、時間が過ぎるのが早くて、その人と離れると胸がズキズキ痛むんです……もっと一緒に居たいって、そう思っちゃうんです!」
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782:[saga]
2017/03/29(水) 21:56:26.34 ID:u0PAZHfH0
茶柱「きえぇぇぇぇぇっ!!!」

最原「うわぁっ!?」

茶柱「はぁ……はぁ……ふう、ちょっとすっきりしました!」
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783:[saga]
2017/03/29(水) 21:57:28.29 ID:u0PAZHfH0
最原(……伝えられた。他ならぬ彼女のおかげで、僕は自分の思いを伝えることが出来た……もう、悔いは無い。後は、彼女の答えを待つだけだ!)

茶柱「……最原さん、転子は……転子は今、ようやく本当の意味であなたと向き合えました。あなたに思いをぶつけてもらって、それを受け止めて、本心から向き合えていると思えます」

茶柱「すごく……すごく、不思議な気持ちです。胸がじんじんと熱くて、それでいてぽかぽかしていて……とても幸せなんです」
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