過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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132:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:18:47.56 ID:yo5sFKtm0
妖狐姫「しらこの奴め…血迷いおったな。てんこ!隣街へ向かうぞ!今すぐにでも文句を言わねば気が済まぬ!」

てんこ「お、落ち着いてください姫様」

くぅこ「てんこ殿の言う通りでごじゃるよ。今隣街の屋敷へ行ったところで証拠がない以上しらを切られるだけでごじゃるよ」
以下略



133:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:21:01.62 ID:yo5sFKtm0
妖狐姫「ん…そうじゃな。くぅこ、ひとまず座椅子を脅威から救ってくれたこと、感謝するぞ」

くぅこ「はっ、かたじけないでごじゃるよ」

妖狐姫「そこでくぅこ、うにゅには折り入って頼みがある。うにゅには本日より座椅子専属の護衛役を命ずる」
以下略



134:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:21:42.13 ID:yo5sFKtm0
妖狐姫「それにわらわにはてんこもおる」

男「え、てんこさんって闘えるの?」

完全に家事全般担当だと思っていた。
以下略



135:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:22:19.03 ID:yo5sFKtm0
………………

くぅこ「主殿」

男「…どうした?」
以下略



136:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:23:57.80 ID:yo5sFKtm0

くぅこ「肩、震えているでごじゃるよ」

男「あ、れ?」

以下略



137:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:24:52.40 ID:yo5sFKtm0
くぅこは俺の右手を優しく両手で包んだ。

男「くぅこ…?」

くぅこ「この手はその為の手…人を癒し、温める手でごじゃる。この手を戦地に巻き込み、血で染めようとするやからは、せっしゃが許さぬでごじゃるよ」
以下略



138:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:26:12.65 ID:yo5sFKtm0
男「くぅこ…いつもありがとな…」

くぅこ「しょっ、しょのかわり…というのはなんでごじゃるが…」

男「ん?」
以下略



139:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:26:45.69 ID:yo5sFKtm0
男「それにしても、くぅこのお陰でなんか大丈夫な気がしてきたよ」

男「一人になるの怖くてなかなか行けなかったけど、今から風呂入ってくるわ」

くぅこ「ま、待つでごじゃる!一糸纏わぬ姿でいるときが一番危険でごじゃるよ!」
以下略



140:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:27:22.74 ID:yo5sFKtm0
…………

男「なあ、本当に一緒に入るのか…?」

俺とくぅこは脱衣所にて背中合わせで衣類を脱いでいた。
以下略



141:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:27:56.35 ID:yo5sFKtm0
…………

男(…とは言ったものの)

くぅこ「んしょっ…んしょっ…」
以下略



142:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 02:28:56.46 ID:yo5sFKtm0
くぅこ「それにしても主殿もやはり殿方でごじゃるな〜…背中も身体つきも、こうして見ると逞しいでごじゃるよ」

男(そんなじろじろ見られると恥ずかしいって…)

くぅこ「やはり戦と隣り合わせの身としては殿方の身体つきが羨ましいでごじゃる」
以下略



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