過去ログ - 【ガルパン】マタニティ・ウォー! 最終章
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KASA
[saga]
2017/03/19(日) 19:13:37.20 ID:JInKTuvXO
エリカ「──隊長にはこの事は秘密にしてくれ、とか、あんたにはさんざ言っといて、だけど私、いざ隊長に優しくしてくれたらころっと隊長に甘えて……。目の前で、あんたも見てるのに」
エリカ「何か私、自分がバカみたいなのよ……何も考えずにただただしっぽ降ってるみたいな気がして……わたしって、ぜんぜんどうあるべきかだなんて事を考えれてないんだなって……」
みほ(あ)
以下略
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KASA
[saga]
2017/03/19(日) 19:16:58.72 ID:JInKTuvXO
エリカ「え、あ……え……と、……。ど、どうしよう……」
みほ「……。」
まほ「……。」
以下略
39
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KASA
[saga]
2017/03/19(日) 19:17:24.81 ID:JInKTuvXO
しほの部屋・PDF文書のプリントアウト。一般向けでなはい無骨な文書。
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・妊娠の前後 中性子星同士の衝突に起因すると思われる重力波が太陽系に到達している。一方向からではなく三方向から。確率的にはほぼあり得ないこと。なんらかの原因で一つの重力波が三つに反響(?)した?ともあれ、ともかく三つの重力波が太陽系付近で交差。局所的に非常に大きな時空的な疎密波が現れた。通常重力波で歪む時空のスケールは、太陽系全体で原子数個分程度。けれどこの時は、太陽系全体で局所的には数メートルも変動した可能性が。局所性はどこに集中したか→縦波のエネルギーのもっとも逃げやすい場所、すなわち特殊カーボン場。特殊カーボンへと太陽系周辺の歪みの全てが集中。極度に増幅されたその縦波は積み重ねられた別の世界を無限数に貫いた。そしてまた──特殊カーボンによって囲まれた空間(開口部の総面積数が11次元方程式中に現れるある振動数と共鳴しない場合のみ)は、その縦波に引きずられ空間ごと別の宇宙へある種のワープをしたと表現できる。特殊カーボンの質量現象は、特殊カーボンがその際にエネルギーとして消費された……のかもしれない(理論的な証明はまだ得られていない)その際に何が起こるか? ヒトの感覚器官はその次元間(紙の間)を認識することはできない。見かけ上は何も起こっていない。ただし、けれど、実際はワープの過程でカーボン内の空間は素粒子レベルでばらばらにされ、各時空突入時に、保管されていた情報に基づいてつどつど再構成をされる。再構成……無限に近い再構成を経るうち、わずかにエラーが発生しうるのでは?→((((我々は仮説の出発点をここに定める))))さてそのエラーはいかなる場合において発生しうるのか。卵母細胞ではなく卵子に起こりかつその卵子内に他の生徒の染色体が格納されそこで組み換え及び細胞分裂の開始する確率は。あるいは──、無限回数の再構成ののち、そのような事が発生した結果の世界がこの世界である、これを数学的に表現しうるためにはいかなる理論式が必要か?→また、もしも今回の仮説がただしくかつこれを人為的に起こせるのならば、ヒトの染色体進化速度に爆発的な加速がかかるのでは?→この方向でこれから検証を進めていきましょう。というお話し。ぶっちゃけあんまりわかってない。けれど方向性はさだまった。なお、各世界は隣の世界と時間的にも空間的にも似通っている。が、距離がそこには極微妙な差異があって突入元と突入先時間と空間は無限の積み重ねを貫き続けるうちに相当「ズレる」 異戦車間妊娠はこれに該当するであろう。→これも仮設。現時点で、地球上に3名の生存胎児がいる。彼らは共通して相手染色体が分からないがなんなん。→上記にしたがえば、共有者候補はある程度限定されうる。聞き取り調査や当時の行動を可能な限り精緻にヒアリングすること。及び遺伝子解析をさらに。
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以下略
40
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KASA
[saga]
2017/03/19(日) 19:21:13.37 ID:JInKTuvXO
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みほ、自室のベッド、深夜。眠れない。
みほ「……。」
以下略
41
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KASA
[saga]
2017/03/19(日) 19:21:43.63 ID:JInKTuvXO
■191日目〜234日目
翌日、結局エリカさんはお姉ちゃんと一緒に学園艦へ帰った。
私は、軽い運動を継続し、大学の為の勉強にも少しづつ熱をいれはじめる。
以下略
42
:
KASA
[saga]
2017/03/19(日) 19:22:09.07 ID:JInKTuvXO
まほ「私はもう一度、エリカと一緒に三年生をやるよ。」
お姉ちゃんは留年を選択した。
お姉ちゃんだけではなく、今回の妊娠で長期間の学業停止を余儀なくされた生徒、また精神的な負担により学習に著しい遅れが生じた生徒は、希望により一年間の留年を認可(私立公立関係なく学費は国持ち)された。カチューシャさんやアンチョビさんも留年するみたい。ノンナさんも「堪えがたい精神的苦痛」が原因で留年するそう。
私やエリカさんはそのまま三年生になる。お姉ちゃんと一緒の学年になってみたかったので。そういう私達にも、ちゃんと少人数制の学習補填教室を国が無償で開いてくれる。それを受講することによって高校の出席日数問題を免除してくれるそうです。役人さん達にちょっぴり、ううん、とっても感謝しないと。
43
:
KASA
[saga]
2017/03/19(日) 19:22:35.77 ID:JInKTuvXO
ある時期、私達は再び大変な緊張に襲われた。
アルジェリアで、胎児の暗殺未遂が起った──小包爆弾による、暗殺未遂。
その理由は──こんな事にだけちゃんと理由がある──神と人類の尊厳への冒涜──神様への冒涜が、どうしてお母さんや赤ちゃんを殺したいと思うほどの理由になるのか、日本にいる私にはよくわからない。
それ以降、私は熊本の家をでて黒森峰の学園艦に移住をさせてもらった。
隔離された空間、高度な自治、忍び寄る悪意から身を隠すには効果的な場所。懐かしい古巣。
以下略
44
:
KASA
[saga]
2017/03/19(日) 19:23:08.38 ID:JInKTuvXO
エリカ「今年のうちに、隊長と私とで黒森峰の戦車道を立て直してみせる。」
と、語気の荒いエリカさん。エリカさんのその鼻息が、抱きしめられた私のうなじをこちょばしていく。
結局エリカさんと私は──清い範囲で、関係を続けている。時々軽いキスをしたり、抱き合ってみたり。
ただし、エリカさんはお姉ちゃんともキスをしている。かといって危険な火遊び──というわけでもない。
以下略
45
:
KASA
[saga]
2017/03/19(日) 21:47:32.50 ID:JInKTuvXO
■235日目
学園艦後部デッキ・秘密の穴場展望台
以下略
46
:
KASA
[saga]
2017/03/19(日) 21:48:16.83 ID:JInKTuvXO
エリカ「私……なんかゾッとする……」
みほ「──ここに名前がある人達の、みんなの子供、……うまれられなかった子達の遺伝子」
みほ「それらが少しづつまざって──この子の身体を作ってる。私の遺伝子と一緒に」
以下略
47
:
KASA
[sage]
2017/03/19(日) 21:49:51.82 ID:JInKTuvXO
あとは大体消化試合。
明日の完結を、努力目標にします。
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