20:名無しNIPPER[saga]
2017/03/17(金) 12:47:16.23 ID:1HyDqIB70
「……ねえ、どうかしたの? 凛がそんなに」
奏と目が合う。
レンズ越しの目が小さく揺れている。
21:名無しNIPPER[saga]
2017/03/17(金) 12:48:50.39 ID:1HyDqIB70
真っ黒だった空に、大きな色が飛び散った。
まるで水風船が弾けたようだと思った。
その後一拍おいて、ドン、と音が響く。
22:名無しNIPPER[saga]
2017/03/17(金) 12:49:26.54 ID:1HyDqIB70
奏が小さく、すごいと口を動かした。
花火の色に照らされた奏を見て、なんてきれいなんだろうと思った。
23:名無しNIPPER[saga]
2017/03/17(金) 12:50:17.22 ID:1HyDqIB70
☆
それまでよりずっと小さな音で、パンと空に音が鳴った。
24:名無しNIPPER[saga]
2017/03/17(金) 12:51:14.81 ID:1HyDqIB70
今まで花火に照らされていたからか、辺りは一層暗く感じた。
街中が音を無くしてしまったように静かで、周りにはこそこそと話す人の声だけだった。
花火の後はいつもこうだったことを私は思いだした。
25:名無しNIPPER[saga]
2017/03/17(金) 12:51:48.90 ID:1HyDqIB70
花火の余韻が去っていく。
私は奏の好きな歌すら知らない。
26:名無しNIPPER[saga]
2017/03/17(金) 12:52:24.79 ID:1HyDqIB70
27:名無しNIPPER[sage]
2017/03/17(金) 12:59:11.57 ID:aTPYKcZho
おっつっつ
27Res/14.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。