154:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:38:34.27 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果は考える。
あんじゅを倒さなくては襲われている大勢の人たちを助けられない。
あんじゅと戦えばルビィたちを助けられないかもしれない。
もちろんみんな助けたい、だけどそれにはまだ、穂乃果の力は足りなくて…
三秒即断!
穂乃果「今は戦わない!」
そう言い放つや否や、別方向へと一目散。
「でしょうね」とあんじゅ。
先の戦いで一蹴こそしたが、穂乃果の判断力の高さは強く印象に残っている。
おおらかというか柔軟というか、逃げ恥を気にせずメリットを優先できるタイプだ。
穂乃果(正直言ってまだ勝てないよ!ここでやられて誰も助けられないよりよっぽどいい!)
あんじゅ「無鉄砲かと思えば冷静、天衣無縫って塩梅ねぇ。けれど…“ダブルニードル”」
無論、悪党。
見逃すという約定をあんじゅが守る必要はどこにもない。
去って行くその背へ、毒槍を投擲するかの如くスピアーをさし向ける!
穂乃果「“はじけるほのお”!!」
『グルゥ…ザァッ!!!』
あんじゅ「……しっかり振り向いて反応、スピアーを撃ち落とす。まるで私のこと信用してなかったのねぇ?傷付いちゃう」
一撃を決めて去って行く穂乃果、その背を喧騒の中に見失う。
構わない、今の追撃は単なるオマケ。あんじゅはすぐに思考を狩りへと傾ける。
あんじゅ「ふふっ、ナイトさんとはぐれちゃったのかしら?美味しそうな“お上りさん”は…♪」
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