167:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:45:32.96 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「うわ、まっくら!」
声に招かれるまま一室へ飛び込み、穂乃果はまずその暗さに小さく驚く。
三人を追っている途中で停電したが、社屋廊下はすぐに予備電源に切り替わり、足元から薄ぼんやりと照らされていたので気にしていなかった。
しかし飛び込んだ部屋はすっかり暗闇に包まれていて、雑然としたコード類に足を取られて蹴躓きそうになる。
穂乃果「ごちゃごちゃしてるなぁ…うちだったらお母さんと雪穂と、それから海未ちゃんにまで叱られるよ、こんなの」
「君!こっち、こっちへ!」
穂乃果「あ、さっきの声の人!」
呼ばれ、部屋の奥に光があることに気付く。それは何やらひっそりと稼働している機械類の光で、そこには手招きする男女が数人。一様に白衣を羽織っている。
どうやら敵や罠といった雰囲気ではない。穂乃果は彼らの方へと駆け寄っていく。
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