207:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:08:43.12 ID:ha7ZcpN9o
背後、駆け出した鹿角姉妹を目に、穂乃果は狙い通りと一息。
逃げたことでルビィたちが狙われる可能性はもちろん思案していた。
ただ、諸々の状況を合わせて考えれば、鹿角姉妹にとっては穂乃果とルビィたちとの二択だ。
穂乃果は鹿角姉妹の…とりわけ姉の聖良の思考力を信じ、逃げの一手を打ったのだ。
あの姉なら考え違いをせずに追ってくるはずだと。
穂乃果「これでルビィちゃんたちの方に行こうとするなら振り返って即攻撃しなきゃだった。
逃げからのいきなり攻撃はリザードとたくさん練習してきてるけど、成功率100%!とはいかないもんね」
『ザァドッ』
相棒と顔を見合わせ、穂乃果は猛然とダッシュ。
目指すはフロア内、カードキーを託された屋内ビオトープ!
ルビィ「い、いっちゃった…」
一方、残されたルビィは嵐のように去っていった穂乃果と敵二人を見送り、ぽかんと口を開いている。
穂乃果が逃げ出した時も心配はしなかった。
本気でルビィたちを見捨てて逃げるタイプではないと知っているし、鹿角姉妹からは死角になる角度で「心配しないでね」と穂乃果は口を動かしてみせていたのだ。
978Res/1221.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。