過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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213:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:13:21.95 ID:ha7ZcpN9o
リザードの口から放たれる業火、それは社員たちに提供された技マシンの恩恵。
汎用的な炎技の中で安定性と威力のバランスが最も良い“かえんほうしゃ”。

が、それはいい。
ニトロチャージを使った時点で技マシンの可能性は姉妹の思考に含まれていて、火炎放射は想定の範疇。
以下略



214:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:13:53.48 ID:ha7ZcpN9o
聖良「小麦粉ですか…味な真似を」

穂乃果「粉塵爆発、頭の良くない私でもこれは知ってるよ。漫画とかでよく見る定番だもんね!」


以下略



215:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:14:35.69 ID:ha7ZcpN9o
素早くカードキーを滑らせ、認証音と共に開いた扉へと飛び込む!

「わぁ…」と思わず漏れる声。
そこに広がっていたのは広々とした自然の風景。
ビオトープと言うだけあって、ポケモンたちを野生に近い環境で棲息させている部屋のようだ。
以下略



216:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:15:03.90 ID:ha7ZcpN9o
諭され、妹は一歩引いた壁際へと位置を移す。
それに従い二匹のマニューラは姉の両側に立ち、聖良は穂乃果とリザードを静かに見据える。

ふと、穂乃果が尋ねかける。

以下略



217:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:15:34.05 ID:ha7ZcpN9o
表情豊かでこそあれ、基本的にはいつも笑顔。そんな穂乃果らしくない、怒りを感じさせる口調での問いかけだ。
それを受けて、少し目を伏せ…聖良は低い嘲笑、問いを斬って捨てた。


聖良「同じ立場になってみたら。そんなこと考えたこともないし、これから先も考えることはないでしょうね。他人のことなんて知ったことじゃ…
以下略



218:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:16:04.52 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「別に、本当に聞きたかったわけじゃないもんね。人の立場で考えられる人はそもそも悪の組織なんかに入らないし、聞いたって意味ないのはわかってるもん。それに…」

聖良「……それに?」

穂乃果「戦隊モノとか変身ヒロインとかを見てる時、敵は変身中に攻撃すればいいのに〜…って昔から思ってたんだ!」
以下略



219:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:16:32.19 ID:ha7ZcpN9o
聖良「何故!」


聖良は叫んでいる。叫ばずにはいられなかった。
マニューラの速度なら避けられるはずの、当たるはずのないリザードの火炎が、理亞のマニューラを強かに捉えて焼き飛ばした!
以下略



220:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:17:01.43 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果とリザード、聖良とマニューラ。
互いに見合い…決着は一瞬、それを双方が理解している。

呼吸…

以下略



221:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:17:32.77 ID:ha7ZcpN9o
理亞「あ…ありえない…!」


二匹目、聖良のマニューラが倒れている。

以下略



222:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:18:10.82 ID:ha7ZcpN9o
聖良「…………っ、負けた。……が、まだ!」


マニューラは聖良にとってのプライド。
誇りを折られた精神的な痛手は隠せないが、それでも任務を遂行しなくては。
以下略



223:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:18:38.80 ID:ha7ZcpN9o
…バサリ、バサリと、勇壮な羽音は上から。

地震のエネルギーが到達するかという寸前、リザードの炎は膨れ上がって穂乃果を飲み込み。そして上へ。
飛べば地震は当たらない、当然だ。

以下略



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