274:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:50:16.39 ID:ha7ZcpN9o
英玲奈「松浦果南、さながら怒り狂うポセイドンだな」
果南の怒号に沿うように打ち付けた波がオハラタワーの堅固な外壁をごっそりと削ぎ落としている。
それを生身で受ければどうなるかは明白で、テッカグヤのロケットめいた機動でそれを紙一重に躱しながら英玲奈は小さく苦笑する。
275:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:51:06.09 ID:ha7ZcpN9o
伝説のポケモン、カイオーガが誇る独自の技、根源の波動。
カイオーガの体が震え、咆哮と共に水流がレーザーのように放たれる。
場に居合わせるだけで呼吸が苦しくなるほどの水圧が英玲奈の後を追い、高速で飛ぶ英玲奈と凄絶なチェイスを繰り広げる!
地上を追うメタグロス、そのサイコパワーが空間を歪ませてテッカグヤへの直撃を防いでいる。
276:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:51:48.40 ID:ha7ZcpN9o
松浦果南の行動理念は基本シンプル。
プラス、そこに反骨の精神が宿っている。
喜んだり楽しければ笑い、腹が立てば怒る。
だが哀しくても簡単には泣かないし、だったらその悲しみの原因をぶっ潰してやろうと思い至るタイプだ。
277:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:52:22.30 ID:ha7ZcpN9o
統堂英玲奈は自身の国籍を知らない。
中国出身なのかもしれないし、日本なのかもしれない。
顔立ちからしてモンゴロイドであるのは間違いないだろうが、それ以上のことは調べたことがない。
知っているのはごく幼い頃にどこかの国で拉致され、中国で特殊部隊の一員となるべく徹底した教育を受けて育ったということ。
278:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:52:50.16 ID:ha7ZcpN9o
果南の一撃に吹き飛ばされた骨肉を、周囲の組織が異常増殖して補い、すぐさま自己再生を果たしている。
実験施設で兵士として育てられていた日々、英玲奈の体には何らかのポケモンの細胞や組織が埋め込まれている。
露出した血肉は緑とオレンジが入り混ざったようなグロテスクな色味をしていて、小刻みに脈動する様に果南は思わず顔をしかめる。
279:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:53:39.95 ID:ha7ZcpN9o
果南(なんとか、ギリギリで身を捻れた…けど浅くない)
鞠莉「果南っ!!」
果南「カイオーガ、鞠莉だけは守るんだ」
280:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:54:22.93 ID:ha7ZcpN9o
…
ダイヤ「ほっ、穂乃果さんっ!!」
ルビィ「うぁぁ!穂乃果さんがぁ…!」
281:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:55:00.12 ID:ha7ZcpN9o
クールかつ美しく、窮地にあってもかしこくかわいく。
金髪を靡かせながら、絵里は落ち着き払って現場を歩いている。
その隣を歩くのは紫がかった長髪、浮かべる笑みは愛らしくかつミステリアス。
相棒とばかり絵里の隣、同様に動じず周囲を見回す。
282:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:55:33.16 ID:ha7ZcpN9o
絵里は上から下部にまで亀裂走ったビルを見上げ、片目を閉じて塩梅を測る。
二秒ほどそうして、感覚を掴んだのだろうか。
隣で待機している伝説の氷鳥ポケモン、フリーザー、それとユキノオーを追加で繰り出して指示を出す。
283:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:56:03.66 ID:ha7ZcpN9o
希「ウチももう一匹出しとこか。フーディン、お願いね」
『シュウ…!』
希「それじゃマフォクシーもフーディンも、サイコキネシスで落ちてくる瓦礫を受け止めよ」
284:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:56:34.47 ID:ha7ZcpN9o
…
穂乃果「………はぁ、すごかったなぁ…」
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