過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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344:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 05:47:55.83 ID:ha7ZcpN9o
にこ(細かい点を挙げればいくつだって違和感はある。ことりのイーブイの姿がどこにもなかったりだとか…
だけどにこが心配していることの大半は、突き詰めて考えればそれほど問題にならない点で…)

にこ(駄目ね。もうこの違和感は、この不安は、にこの勘でしかない。これを晴らすには自力で、可能性を虱潰しに…)

真姫「にこちゃん!」

にこ「へ、あ、何?真姫」


真姫からの呼びかけに気付いて振り向けば、真姫と、それに幽霊に慌てふためいていた絵里までが心配げににこの顔を覗き込んできている。
どうやら随分の間、呼びかけに気付けずにいたようだ。


真姫「大丈夫…?なんだか顔色が悪く見えるけど」

にこ「あー、そうね。ずっとアライズ団を追いかけて来てたから、こういうのんびりした時間に慣れてないのかも?」

真姫「その、体調が悪かったらいつでも言って。少しくらいは診てあげられるから」


本人に自覚はないが、顔に出るタイプだ。
真姫の顔からはにこを案ずる気持ちが十分に伝わってきて、いじらしい年下の博士へとにこはにこにーポーズで満面の笑みを。
それから、苦笑いを向けてみせる。


にこ「気持ちはありがたいけど、ポケモン博士の真姫ちゃんじゃポケモンしか診られないでしょ?」

真姫「にこちゃんなら別に、ポケモンみたいなものでしょ」

にこ「ぬぁんですって!?このガキ!」


一転、ガルルとばかりに牙を剥く。
そんなにこの肩へ、絵里が優しく手を置く。そして静かな口調で語りかける。


絵里「にこ、大丈夫よ。もし仮に綺羅ツバサが逃げ出したって…私が、何度でも止めてみせるから」


それは女王としての矜持。優しく、それでいて力強く。
そんな絵里の瞳に、にこは安堵の息を吐く。
仮に何かが起きたとしても、一人で抱え込む必要はないのだ。
にこはとびっきりの信頼を込めて、同い年のチャンピオンの胸をポンと軽く小突いた。


にこ「ま、頼りにしてるわよ。アンタも希もね」



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