過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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390:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:19:29.02 ID:ha7ZcpN9o
花陽が大声を上げて驚きを表すが、他のメンバーもそれは同様。
宇宙人、そんなポケモンがどうしてここに?


にこ「……ま、なんだろうがやることは一つよね」


そんな不測の事態に先んじて適応を見せるのはやはり年上組。
にこが鞄からハイパーボールを取り出し、「ん」と一声掛けて絵里に投げる。
絵里は少し考えて目配せ一つ、それを希に手渡した。


絵里「エスパーなら希に任せましょう。何にせよポケモンなら、一旦捕まえて後のことを考えればいい」

希「ん、了解。えいっ」


希が投じたボールがデオキシスにコツンとぶつかった。ダメージを受けて凍っているなら問題なく捕獲できるだろう。
誰もがそう思ったのだが、しかし否。


穂乃果「え、あれ!?」

にこ「はぁ!?ちょ、デオキシスはどこ行ったのよ!」

ことり「消え、た…?」


そう、ボールがぶつかった瞬間にデオキシスの体が揺らぎ、まるで影であるかのように消失してしまったのだ。
にこは眉を顰め、希は首を傾げ、絵里は室内を油断なく見回す。が、気配はどこにもない。


海未「“かげぶんしん”でしょうか?」

にこ「いや、ならキュウコンの攻撃は当たんないはずよ。ったく、なんだってのよ…」

真姫「仮説があるわ。ホウエンに現れた個体は成層圏で捕獲されたから能力を発現させなかったけれど、デオキシスは実体のある分身を作り出せるんじゃないかって」

海未「実体のある分身、ですか…」

真姫「今のを見る限り、その仮説は正しかったみたい。想定されてたよりスペックは高そうだけど…今は仮称で、分身体をデオキシスシャドーと呼びましょう」

凛「な、なんかややこしいよ…!」

穂乃果「えっと、じゃあデオキシスの本体はどこか近くにいるってこと?」

真姫「ええ、そのはずよ。凛か花陽、“伝説チェイサー”は?」

花陽「ええっと…あっ、ミカボシ山の中に強い反応が出てるよ!」

真姫「そこにデオキシスの本体がいるはずよ。そして分身の仮説が正しいなら、シャドーは一体じゃなくて…」



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