500:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:28:18.92 ID:ha7ZcpN9o
希「ここは…ソルロック、“サイコキネシス”やね」
ことり「……!」
生じる力場、サイキックパワーが空間を歪ませて不可視の攻壁を作り出している。
ソルロックの力がボーマンダの突撃を受け、その竜爪の突撃を相殺!
ことりは驚きに小さく息を飲んでいる。
ドラミドロがねじ伏せられて薄々感じてはいたが、このソルロック、やたらに高レベル。
基本性能で大幅に上回るボーマンダを受けてみせるほどに!
“趣味パ”とはあくまで種族値の話。東條希は言ってしまえば変わり者に類されるトレーナーだ。
いわゆるマイナーと呼ばれるポケモンたちにいつか日の目を見せてあげようと研鑽を続ける、そこに面白味を感じる、そんな好事家。
故に、趣味パとはいえ相応の戦力。ソルロックと対の月顔、ルナトーンへと続けて指示を!
希「ルナトーンは“パワージェム”で行っとこか」
ことり「っ…回って避けて!」
ルナトーンは岩塊を浮遊させ、そこからレーザーめいてエネルギーが射出される。
ことりのボーマンダは四方八方から殺到する光撃に全身を側転、急旋回!!
錐揉み状に低空を抉り、わずかに掠めながらも大きなダメージを回避してみせた。
近接からの斉射、通常なら易々とは避けえないタイミング。
しかし概ねの回避を為してみせたのは、ことりが背に乗ってすぐそばから的確な指示を出しているからに他ならない。
しかし…そんな回避より何より、希はことりが振り落とされないかが気が気でない。
今の旋回には辛うじてしがみついたまま耐えてみせたが、希から見れば台風の最中に木へと引っかかったビニール袋のような絵図。姿勢を保てたのは幸運に過ぎない!
希「あ、危なぁ…無茶はアカンよことりちゃん!そこから降りよ?」
ことり「うふふ、心配してくれるんだね。じゃあなおさら…このまま飛び続けなきゃ。
少しでも希ちゃんの気を散らせるように」
希「い、いやいや。ううん、でも合理的…なんやろか?ぶっ飛んでるなぁ」
ことり(それくらい徹底しなくちゃ、希ちゃんには勝てないから)
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