過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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505:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:32:10.27 ID:ha7ZcpN9o
夜刻は進み、玲瓏たる山月はその角度を西へと深めている。
舞う暴竜は大口を開き、吸気から吐き出すは灼熱の奔流。赤柱が聳える!


ことり「ボーマンダ、“かえんほうしゃ”」

希「ソルロック、“サイコキネシス”で逸らそか!」


令じることりの口調は淡白ながら、その声色は害意の輪郭をより克明に成している。
ことりのボーマンダは俗に言う両刀型。物理、特殊と両方の攻撃を過不足なく繰り出すことができるように育てられている。
あらゆる盤面に対応できるエースモンスター!

それを受けて希、力場を円形に渦巻かせて酸素濃度を調節。
燃焼の方向を拡散させることで炎熱を見事にやり過ごしている。
これこそまさにタイプエキスパート。その妙技はエスパー使いの極致と言えるだろう。


ことり(けど、それでいいの。希ちゃんみたいな強いトレーナーには、普通の攻撃は通じないことはわかってるから…)

希「ちょっ…!火炎が消えんうちに突撃を!?」


宙空に残熱、焦げ臭さが未だ消えない中、ことりとボーマンダは希目がけて再度の急降下を敢行している。
ソルロックとルナトーンは共にいわタイプ、“かえんほうしゃ”の効果は薄い。
それでも構わず放ったのは、希の視界を遮ることを意識してのこと。

変幻自在、捉えどころがない。
そんな印象の希というトレーナーも、攻撃意識の標的を希本人に定めてしまえば途端に把握できる!


ことり「もう一度…“ドラゴンクロー”っ!!」

希「っ、この軌道は、避けられん…!」


滑空の角度はこれまでで最も鋭角。
一般に、人の動体視力は左右よりも上下動に弱い。
飛ばず、水平に歩く生物なのだから当然、それは慣れの問題だ。
つまり上からの急降下は人を傷付けるのに適した選択肢で、希を負傷させることを躊躇しなくなったが故の攻撃!



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