511:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:36:04.18 ID:ha7ZcpN9o
対し、投げ飛ばされた側のことり。
…心臓がバクバクと荒鳴っている。
ことり「う…っ…!」
こみ上げる吐き気。
「ぅ、げっ…おえっ…!」とえずき、胃の中身をびちゃびちゃと足元へ撒き散らした。
希が超能力で何かした?
……違う。罪のない相手に注射針を立てようとしてみて、針がないという疑問の瞬間、心を覆っていた鎧が失せた一瞬…
直視を避けてきた自分の罪の重さと、今の自分の恐ろしさを客観視してしまったのだ。仮面も剥がれたままで。
ことり(私、私は、希ちゃんに…優しい希ちゃんに、注射針を刺そうとして…!!)
ことり「ぁっ…うぐ、っぷ、うげぇっ…!!」
希「……ことりちゃん…」
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