522:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:48:40.75 ID:ha7ZcpN9o
ことり「………そんな…」
大地が捲れ上がっている。
523:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:49:30.65 ID:ha7ZcpN9o
デンリュウ、ことりの手持ちには珍しく単色のでんきタイプ。
見ようによっては竜に見えないこともないが、ドラゴンタイプは持っていない。
特殊攻撃に長けている。なかなかのポケモンだ。
しかし…どう見たところで、分はメガフーディンにあり。
524:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:50:03.20 ID:ha7ZcpN9o
希「まさか、持ってたん…!?」
ことり「いくよ、デンリュウ。メガシンカっ…!!」
525:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:50:56.93 ID:ha7ZcpN9o
……
…
526:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:51:28.19 ID:ha7ZcpN9o
歩み去ろうとすることり…
その背へ、鈴の音が響く。
『リリリ…』
527:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:51:56.45 ID:ha7ZcpN9o
ことりはしゃがみ、文字通りに心底から心配し続けてくれる希の指を包み込む。
戦いの中、ずっと理解しようと、ことりの心を治そうと交信し続けてくれていたのが感覚として理解できている。
希という少女はとびきりの超能力者で、それならことりの胸に宿っている感謝の気持ちは言葉にするまでもない。
万感の“ありがとう”を胸に強く念じて、ことりよりもよほど泣き出しそうな顔をしている希に笑顔を向ける。
528:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:52:25.79 ID:ha7ZcpN9o
海未「昔から仲の良い幼馴染として付き合ってきて、どうにもずっと不思議だったことがあるのです…」
ことり「……!?…!!?」
海未「貴女はとても性格が良くて本当に素敵な子なのに、何故だかたまに貴女が原因で話が拗れることがあると!」
529:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:53:34.39 ID:ha7ZcpN9o
グッと、海未は顔の横で握り拳を作ってみせる。
ことりは未だに驚きに硬直気味で、希もまたそんな様子に首を傾げずにはいられない。
希「あの、海未ちゃん、諸々の話の流れは理解してるん…?」
530:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:54:01.96 ID:ha7ZcpN9o
海未「昔から穂乃果と私が喧嘩をするときは、大抵穂乃果が滅茶苦茶を言っているか、私が意固地になっているか。どちらが悪いかがはっきりしているので尾を引きません」
ことり「う、うん…」
うん「ですがことりの場合、悪気はないので言いにくい。私や穂乃果からの物言いがやんわりとした形になり、暴走がなかなか止まらない。
531:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:55:22.73 ID:ha7ZcpN9o
結局のところ、全ての起点はそこだ。
それは今までにも明白で、そんなことをわざわざ尋ねる海未がわからない。
じゃあどうすればよかったのか。それがわからなくて、こんなにも…!
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