675:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 14:42:41.32 ID:ha7ZcpN9o
ツバサ「ふぅん、しぶとい」
少し離れ、ツバサは上空で高みの見物を。
絵里がにこを射程に捉え、一撃必殺の冷気を解き放った。
その瞬間は修羅場に慣れきったツバサでさえ、矢澤にこの死を確信した。
しかし、にこは生きている。
フライゴンと共に冷気に囚われようかという一瞬、にこはフライゴンをボールへと戻してすかさず新手を。
どく・みずタイプのヒトデナシポケモン、ドヒドイデを繰り出した。
そしてにこは小柄な体をさらに丸めて縮こまり、ドヒドイデへと命じる。
にこ「“トーチカ”っっ!!」
それは束の間の絶対防御。
ドヒドイデはその触手を隙間なくピタリと閉じることで、たとえ一撃必殺の攻撃だろうと完全に耐えてみせる超防御を実現できるポケモンなのだ。長持ちはしないが。
かつ、ポケモンには普通の動物と同じように体長の個体差がある。
にこが連れているドヒドイデはかなり大きめの部類で、触手をいっぱいに伸ばせば子供を一人くらいならその中へと匿えるサイズをしている。
つまりにこは、トーチカの内側に隠れることで“ぜったいれいど”をやり過ごしてみせたのだ!
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