807:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:33:37.52 ID:ha7ZcpN9o
果南(変だな、わざわざメガフーディンを守備に戻らせた)
違和感を覚えている。
鞠莉に、様々な評論家に、ひいてはネットなどでファンからもアキバ地方きっての脳筋プレイヤーと評される果南だが、決して地頭が悪いわけではない。
808:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:34:05.20 ID:ha7ZcpN9o
真姫が思考を巡らせている間も、果南と希の激闘は続いている。
ダメージを負った果南の泳ぎの速度は落ちている。
それを希は鋭敏に察知していて、再び自らの不可視の腕で果南を水中に追い立てる。
それを縦に横に、万全のコンディションからは遠い状態の果南は避け続けている。
809:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:34:31.99 ID:ha7ZcpN9o
それぞれカイオーガとデオキシスの力で全員への感電を防いでいるが、電熱に水球は猛烈な加熱を得る。
初めは冷たかったバトルフィールドも、既に熱めの温泉ほどの熱を帯びている。
希が水中に身を浸してから既に二分は経過、希の肺に酸素は残り少ない。
対し、果南もまた失血に視界を揺らがせる。毛穴すべてがズクズクと痛んでいるような錯覚。実態は水を伝導したサイキックの余波に血管が痛んでいる。
810:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:35:22.69 ID:ha7ZcpN9o
休戦は泡が収まるまでのほんの十数秒、真姫が“特殊な経緯”を今は語らない。語る時間がない。
ただ内心には、博士として耳にして驚かされたその話が蘇っている。
カイオーガと果南の出会い、それはGTS(グローバルトレードシステム)だ。
811:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:35:56.66 ID:ha7ZcpN9o
真姫(冗談みたいな話だけど…でも、学術的には大きな価値がある)
アローラ地方、ウルトラビーストの一件で明確になった事実。この世界とは別の世界が存在している。
UBたちはウルトラホールという空間の歪みを通り抜けて現れていて、そこを抜けた先にはまるで別の世界が広がっているのだ。
812:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:36:34.01 ID:ha7ZcpN9o
果南はデオキシス打倒の戦術を固めている。と言っても、誰しも土壇場に頼るのは自分のやり方。
戦術とは名ばかり、結局のところやりたいことを押し通す、それだけだ。
手番?段取り?七面倒臭い!
813:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:37:21.17 ID:ha7ZcpN9o
希(させんよ!!メガフーディン、もう一発や!!)
衝撃がもう一つ、カイオーガの波動とぶつかり弾ける!!
814:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:38:26.65 ID:ha7ZcpN9o
希(ッッ…!デオキシスはまだ回避や…溜めて、溜めて…!メガフーディンっ、もう一度!)
『シュウウッ!!!』
果南(メガフーディンで受けたな…!受けに利用したスプーンは三本、残りは二本。だったらイケる!ニョロボン!)
815:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:38:53.19 ID:ha7ZcpN9o
視線に全てを読み取り、全身をしならせての大投擲!!!
ダイケンキはその頭角を突き出し、メガフーディンへと目掛けて大技を繰り出している。
種族値には劣っていても技は有利、場所が水中というアドバンテージ。
816:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:39:20.66 ID:ha7ZcpN9o
希がデオキシスを遊ばせていたのは初撃、“サイコブースト”の反動による能力低下の影響。
時間経過を待ち、低下したサイコエネルギーが元に戻るまでを見計らっていたのだ。
単体のデオキシスであれば修復までに長い時間を要していたが、統合体なら一分少しのインターバルで復元可能。その時間が今経った!
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