888:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:45:48.65 ID:ha7ZcpN9o
高さ1.6m、重さ150.0kg。
エンブオーというポケモンの平均的なサイズだ。
だがもちろん、ポケモンが生き物である以上はそのサイズには個体差がある。
美渡のエンブオーは身長2.0m近く、重さは…随分と重い。
889:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:46:20.59 ID:ha7ZcpN9o
美渡「あっエンブオー!まーたアンタ太ったでしょ!」
『ブ、ブオッ』
890:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:46:50.56 ID:ha7ZcpN9o
千歌と聖良、二人が火花を散らす地点から20メートルを離れ、ルビィと理亞もまた交戦の最中にある。
出ているのはそれぞれ変わらずムシャーナとレントラー。
ルビィは果敢に立ち向かっている…という表現が似つかわしいかは微妙なところ。
891:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:47:23.06 ID:ha7ZcpN9o
ルビィ「うぁ、なにこの石ぃ…!?」
『ムシャァ…』
892:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:47:53.47 ID:ha7ZcpN9o
理亞「楽勝。臆病者め」
辛辣な瞳をルビィへと向け、理亞は口元を歪める。
あと五歩、背中へと手が届く。
893:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:48:19.92 ID:ha7ZcpN9o
何をやってもダメダメ。
上手くいかず諦め癖もある、生まれながらの精神的敗北者。
かつてはそんな少女だったルビィだが、それでも多少は得意なこともある。
以前にダイイチシティでことりへと語ったように、裁縫は趣味であり特技でもある。
894:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:48:48.78 ID:ha7ZcpN9o
倒れ込んでいる理亞と隣にいるレントラー、そこへ無遠慮に“サイコキネシス”の波動を叩き込んでいる!
直撃していればレントラーへと大ダメージを与え、何より理亞を昏倒させることができていただろう。
だが理亞の身体能力は常人よりも遥かに優れ、倒れた姿勢から身軽に跳ね起きて姿勢を立て直す。
レントラーに服の裾を咥えさせ、猛獣の瞬発力に念波の効果圏から逃れている。
895:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:49:30.89 ID:ha7ZcpN9o
意外というべきか、一度攻勢に移れば、ルビィは存外に思い切りがいい。というか容赦がない。
一般に、弟や妹がいる人間は手加減という感覚を体得しやすい。
自分より生物としての機能に劣る年下と接する中で、容赦だの遠慮だのという感覚が培われるのだ。
896:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:49:59.66 ID:ha7ZcpN9o
理亞がルビィを嫌悪するのは因縁だけでなく、同族嫌悪も多分に含まれている。
一見すればまるで真逆の性格をした二人。
だがその実、理亞もその本質は甘えたがり。姉に依存気味の妹だ。
鹿角姉妹の場合は親を失った境遇も手伝っていて、少しずつ自立しつつあるルビィと比べ、姉への依存心はもしかすれば上かもしれない。
897:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:50:27.99 ID:ha7ZcpN9o
さておき、理亞が劣勢を覆せずにいるのは手持ち、搦め手を使える面子が既に潰されてしまってるため。
今出ているレントラー、それにエースのマニューラはどちらも物理主体のポケモン。
特殊型にロングレンジで攻められている状況を巻き返すのにはあまり向いていない。
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