946:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:28:24.35 ID:ha7ZcpN9o
対し、理亞は格下なはずのルビィから敗北を喫している。
この世の何よりも大切な聖良からの信頼を、自分は裏切ってしまったという自失。
息を吸い、吸い、吐き方がわからない。吐かなくてはと思うのだが、頭が働かず、思考はパニックへと陥り…
聖良が、理亞へと声を。
聖良「お疲れさま…偉かったね、理亞」
理亞「…か、っ…くは…っ」
聖良「ずっとずっと、あの日からずっと…一生懸命に。理亞の頑張りは、お姉ちゃんが一番知ってるよ」
理亞「ねぇ、ちゃ…」
聖良「落ち着いて、口を閉じて。目をつぶって……口を開けて、私を見て」
すう、はあ。
聖良は手本を見せるようにゆっくりと胸を上下させ、理亞はそれを真似て呼吸を収めていく。
どうにか過呼吸を免れ、理亞は涙目に俯いている。
理亞「………ごめんなさい、姉さま」
聖良「大丈夫だよ。あとは任せて…休んでいてね」
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