過去ログ - 速水奏「カエルの面に××」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/03/27(月) 22:13:28.89 ID:4Rea9gbvo
「速水、部屋に居るのか」

 そして、プロデューサーは、奏の期待通りに戸を叩いてくれた。

「鍵なら」

 いつもなら、もっと時間をおく。が、そうも言ってられない。

「鍵なら開いてるわ」

 プロデューサーはためらいがちにドアを開け、奏の部屋へと入った。
 床に、洋服と下着とが散らばっていた。

「速水」

 彼は部屋の隅で塊になっている布団へ声をかけた。

「風邪で顔でも変わったか」

「その通り」と、奏はプロデューサーのスマートフォンへメッセージを送った。


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