11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:38:58.57 ID:6tbK9NB80
引きかけていた紅色にまた塗られながら。沸き上がってくる熱さに全身を焼きながら、私の中へ満ちる想いを溢れさせて。
涎に塗れた舌をぐるりと這わせて舐めて、もう濡れていた唇をもっと……ぐちゅぐちゅ、と粘っこい音を帯びるまで濡らして。そうしながらじゅるじゅる水音を立てて口の中も溢れさせる。いっぱいに溜めたその熱い液を、中で何度か泡立て弾ませて。
そうしてから、もう近い距離を詰め、そっと少しずつ近づいて……。
「……ごめんなさい」
「でも、だけど、だからこそ」
「私は好きです」
「プロデューサーさんが大好きです」
「私はプロデューサーさんを愛しています」
「こんな形、ですけど……」
「こんなどうしようもない形、どうにもならない私ですけど」
「一生」
「生きている限り。死んでしまう、その時まで……」
「想っています」
「プロデューサーさんを……プロデューサーさんだけを、プロデューサーさんのことだけを……」
犯す。
閉じられていた唇を強引に舌で割り開いて、舌へ絡ませるようにしながら口の中に溜め込んだ液も一緒に流し込んで、呼吸ができなくなるくらい、深く深く重なり合う。
犯して求めて、愛する。
頬に熱い吐息を感じながら、耳に少し荒い鼻息を聞きながら、目に息苦しそうな様子で眉を歪ませる姿を見ながら、それでもやめることはせずに……むしろ増長させて、続ける。
口付け。口吸い。キス。
愛する。
プロデューサーさんを。
愛する。
私の全部。私の、何もかも全部を尽くして。
愛して、愛でて、愛する。
「好きです。大好きです。愛しています。……私の、私だけの、愛おしいプロデューサーさん……」
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