過去ログ - 緒方智絵里「一番ではなくても」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:35:16.30 ID:6tbK9NB80
 言う。

 プロデューサーさんへ向けて紡ぎ、告げて、送る。

 身体も、心も、私の全部はプロデューサーさんのものなんだ、と。

 迷いも、取り繕いも、ほんの少しの嘘もない。

 本当に本物の心からの真実の、ひたすらまっすぐな淀みないこの想い。

 本音を、プロデューサーさんへ。


「プロデューサーさん……」


 これは、本当の本当。

 身体も心も、私の全部はプロデューサーさんのもの。それは、私にとって何の偽りもない本当のこと。

 私は生きられない。

 プロデューサーさん以外の人間と触れただけで……どころか相対しただけで、駄目。眩暈を起こして吐いてしまって、気を狂わせてしまう。

 昔の仲間も友達も家族でさえ、それがプロデューサーさんでないのなら分からない。区別できない。理解できない。価値あるものだと、思えない。

 一人では、この家の外へ出ることもできない。

 死ぬしかない。

 渇きを癒すことも、栄養を摂ることも、空腹を満たすことも、何もできない。プロデューサーさんの手からでないと、飲むことも食べることもできない。

 穢れを清めること。排泄を済ませること。意識を保つこと。プロデューサーさんの助けがないと、自分を確かに持って失わずいることだってできない。

 一人では、この家の中へ居ることも叶わない。

 私という存在一人では何もできない。プロデューサーさんという存在が居なければ、存在できない。


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