過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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◆tdNJrUZxQg
[sage]
2017/03/30(木) 02:47:43.69 ID:lOVwawcb0
善子「ふっふっふ……」
善子さんがまた不敵に笑う。
花丸「善子ちゃん……今度はなにずら」
善子「善子じゃなくてヨハネよっ!!……魂の器たる、魔石ならこの堕天使ヨハネも常に身に纏っているわ……」
と言いながらどこから取り出したのかコロンと美しく輝く石を机の上に取り出す
千歌「あぁ、善子ちゃんがいつも儀式?に使ってるやつだよね!」
善子「そうよ!……ってだからヨハネっ」
度重なるヨハネ訂正。
ここまで天丼をされると、もはや軽々しく『ヨハネ』とは呼び辛い気がしてきますわね……。
などとくだらないことを考えていたら、半身を乗り出した鞠莉さんが再び宝石鑑定を始めていた。
鞠莉「あらこれ……本物のジェダイトじゃない」
善子「え?」
再び善子さんが間の抜けた声をあげる。
鞠莉「しかも、これもさっきのルビーに負けず劣らずいい品ね……てっきり善子のことだから、適当に沼津の出店とかで買った綺麗な石かと思ったわ。」
善子「え、うそ……こ、これ本物の宝石……?」
梨子「よっちゃん、知らないで持ち歩いてたの……?」
本人もまさか本物の宝石だとは思ってなかったらしく、鞠莉さんの善子呼びも動揺からかスルーしてしまっている。
まあ、わたくしもジェダイトという宝石は聞いたことがないので、詳しい人じゃないとわからないものなのかもしれません。
善子「い、家の金庫で他のと一緒に保管した方がいいかしら……」
花丸「急に小心者に……」
曜「でも、善子ちゃんも本物の宝石持ってるなんてすごいね!」
善子「そ、そうでしょう……ちなみに善子じゃなくてヨハネよ!」
あ、今度はちゃんと訂正しましたわね。
しかし、曜さんの言うとおりですわね。
ダイヤ「確かにわたくしやルビィのような特殊な事情の場合はともかく……学生が持ち歩くには少々高価なものですしね……」
親から誕生記念に貰った誕生石等ならともかく、ましてや持ち歩くというのはかなり特殊な気がしますわ。
鞠莉「……え、そうかな?」
心の中で鞠莉さんを特殊な事情の人間側に追加する。
果南さんはいつも通り「これだから金持ちは……」と呆れていた。
梨子「誰かからの貰い物とか?」
善子「そうね……」
梨子さんの問いに善子さんが頷き
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