過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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18: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 02:49:11.08 ID:lOVwawcb0


ダイヤ「……これが」


先祖代々続く慣習なので、箱はかなりの数があるので間をいくつか飛ばしながら右端に向かって中身を順番に確認していく。


ダイヤ「これは瑠璃……でしょうか。こっちの縞々のは……なんでしょう」


今度、鞠莉さんにでも聞いてみようかしら……

順番に確認していくと、見覚えのある石に辿り着く。


ダイヤ「これは……御婆様の石ですわね。」


幼き日の葬儀で見た石を確認してから、一個戻って左の箱を開けてみる。そこにも存在感のある宝石が鎮座している。


ダイヤ「こっちは恐らく、大叔母様に当たる方のものでしょう……」


そして逆に祖母の木箱から右側には箱が5つ。

開けて中を確認するとなにも入っていなかった。


ダイヤ「空……ということはこれがお母様の箱ということでしょうか。」


思い返してみると御婆様が亡くなった次の日には宝石をここに納めていたし、ここまで見た宝石たちもここに戻るべき形であるかのように綺麗に鎮座していたことから

持ち主が亡くなってから作るのではなく、娘に宝石を授けると共にこの木箱もセットで作られるということだと考えられますわね。


ダイヤ「それじゃあ……こっちのはわたくしとルビィの……あら……?」


母の箱の横にあるのは、恐らく叔母様の箱……そしてわたくしの箱、ルビィの箱と続くはずなのですが

――何故、お母様のものとあわせて右側に空の木箱が5つあるのでしょうか?

ここまで来た感じからすると、恐らく生まれた順に木箱が並べられているのだと思いますが……。


ダイヤ「……端の1つは予備とか……?」


恐らく特注品であるそれに予備があるのかとは思いましたが、それよりも――


ダイヤ「お母様の箱と思われるモノの隣の箱……」


これが恐らくお母様の姉妹――つまりは妹に当たる翡翠さんの石が納められている木箱。

一息ついて――箱を開けた


ダイヤ「えっ……」


その箱の中には翡翠が鎮座……

……していなかった。


ダイヤ「中身がない……?え、どういうこと……?」


予想外の展開に少し困惑しながらも右端の3つの箱も確認する。

同様にその3つも空。

少し混乱しながらも、何か見落としがないかと考える。

箱の並びがわたくしの予想とはズレている?



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