過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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◆tdNJrUZxQg
[sage]
2017/03/30(木) 02:58:02.94 ID:lOVwawcb0
善子「あら……聞きたい?」
ルビィ「うん」
善子「――神のお告げがあったからよ」
その珍回答にマルはパンの最後のひとかけらを飲み込んでから、善子ちゃんの顔を覗き込んで諭すように言った。
花丸「善子ちゃん……ルビィちゃんはそういうことが聞きたかったんじゃないと思うよ」
善子「いやいや、本当よ!!」
ルビィ「……」
花丸「……」
善子「……」
沈黙。……そして、沈黙。
善子「……ごめんなさい」
オラとルビィちゃんの沈黙攻撃に耐えられなくなって善子ちゃんが降参する。
善子「まあ、神のお告げだったのかは知らないけど……夢を見たのよ」
ルビィ「……夢?」
善子「んー……具体的に説明するのは難しいんだけど……なんていうか、生き別れの妹……?が呼んでるみたいな……そんな夢」
そういいながら、善子ちゃんが少しだけ切なそうな顔をしていた。
善子「私ね、夢の中でその妹を必死に探していて……夢から覚めてもなんだかどこかにいる妹を見つけ出さなくちゃいけない気がして。今考えたらそんなことあるはずないのにね。でも、いてもたってもいられなくなっちゃって……。
とにかく、世界中に向けて『私はここにいるよ!』ってことを伝えられればどこかにいる妹にも届くかなって……それが始めたきっかけ……かな」
珍しく少し自嘲気味に話す善子ちゃん。
善子「笑っちゃうでしょ?いもしない妹探しのために始めたなんて……」
普段は堕天使とかなんとか言っているけど、これは本気だったんだなって。そういう情感がなんとなく言葉から伝わってくる。
善子「――でも、そのお陰で堕天使ヨハネとして更なる覚醒が出来たし、結果としてよかったと思ってるわ!!……ってルビィ?」
善子ちゃんの視線の先――ルビィちゃんがポカンとしていた。
馬鹿にしてるとか、信じてないとか、そういう感じじゃなくて……どっちかというと鳩が豆鉄砲を食らったみたいな顔
ルビィ「え、あ……そ、そっか……」
善子「ちょ、ちょっと!!ここで引かないでよ!!ルビィが聞くから話したのよ!?」
歯切れの悪いルビィちゃんの返事に善子ちゃんが焦る
ルビィ「あ、ううん……ごめん、そうじゃなくて……」
善子「……?」
ルビィちゃんは少しだけ、考えてから
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