過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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5: ◆tdNJrUZxQg
2017/03/30(木) 02:37:09.71 ID:lOVwawcb0
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「失礼します」と襖の前で一言を声をかけてから


ダイヤ「ルビィ、朝ですわよ。早く起きないと遅刻しますわよ。」


ドアの向こうでまだすやすやと眠っているであろう妹に向かって忠告する。

――ドサッと、何かが落ちる音がした。

大方、寝ぼけたルビィがベッドから落ちたのでしょう。自分と違ってマイペースな我が妹はベッドから落ちたぐらいではまだ寝ていそうだななどと

内心やれやれと思いながら、部屋に入る。


ダイヤ「ルビィ入りますわよ」

ルビィ「……おねえちゃん……っ」


ドアを開けた先には予想外の光景が広がっていた。

いや予想外だったのはルビィが起きていたということではなく――


――ルビィは泣いていた


今朝のわたくしのように

予想外の事態に一瞬呆然としたのも束の間、はっとしてルビィに駆け寄る


ダイヤ「ルビィ!?どうかしましたの!?」

ルビィ「あ……っ……な、なんでもない……っ」


焦って青ざめた顔で駆け寄るわたくしの姿と対比するかのようにルビィは違う意味で焦って顔を赤くして、首を振る。

その仕草を見て、怪我をしたとか、何かとんでもないことが起こったわけではないことを確認し、安堵する。


ダイヤ「怖い夢でも見たのですか……?」


ルビィの頭を優しく撫でながら


ルビィ「怖い夢……というか……」


涙の理由を問うと


ルビィ「寂しい夢……だったかな……」

ダイヤ「寂しい夢?」

ルビィ「お姉ちゃんが……私をおいてっちゃう夢……」


どこか空を見るような目でそんなことを言うルビィ

全く姉妹揃って朝から見た夢で泣くなんて、鞠莉さんが知ったら大喜びでからかってきそうですわね。


ダイヤ「全く……おいていったりなんてしませんから」

ルビィ「あ、うぅん……そうじゃなくて……」

ダイヤ「……?」

ルビィ「ダイヤお姉ちゃんじゃない……お姉ちゃん……?」


ルビィ自身も自分で言っていて語尾に疑問符がついている。


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