過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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6: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 02:38:14.60 ID:lOVwawcb0
ダイヤ「……ルビィの姉はわたくしだけでしょう?」

ルビィ「あ、うん……そうだよね……ごめんなさい。」

ダイヤ「まあ、夢は得てして荒唐無稽なものですわ。大丈夫なら早く顔洗って朝ごはんを食べてしまいなさい」

ルビィ「はぁい」


ぼんやりと返事をして、とててと洗面所に向かうルビィの背中を見ながらひとりごちる。


ダイヤ「全く――」


――二人揃って、世界に一人しかいないはずの姉妹を間違えるなんて。


*  *  *


ルビィが朝食をかきこみ始めたのを尻目に、一人で登校して、ついた生徒会室にはすでに先客が二人


果南「おはようダイヤ」

鞠莉「ダイヤが遅れるなんてrareなこともあるんだネ!!」


果南さんと鞠莉さんが書類の整理をしていた。


ダイヤ「おはようございます。ちょっとルビィを起こすのに手間取って遅れただけですわ。」

果南「あはは、お姉ちゃんも大変だね」

ダイヤ「……そうですわね」


『お姉ちゃんじゃない……お姉ちゃん……?』


今朝のルビィの言葉が頭を掠める


鞠莉「それじゃ、早速で悪いんだけど、この予算案目通しておいてね!!」

ダイヤ「……はい」


ぼんやりとした頭のまま席に着くなり鞠莉さんから渡された予算案とやらに承認案を押す


鞠莉「……ダイヤ?」

ダイヤ「……はい?」


鞠莉さんが信じられないものを見るような目でわたくしを見つめていた。


鞠莉「こんな無茶な予算案通しちゃいけないと思うんだけど……」

ダイヤ「……は?」


言われてちゃんと目を通すと、恐らくお菓子の名前のだと思われる横文字がたくさん並んでいる。ついでに言うならどれもこれも後ろにたくさんの〇がついている。

こんな馬鹿げた予算案を出すのはどこのどいつだと思い目を凝らすと


『スクールアイドル部』


ダイヤ「うちの部じゃないですかっ!!!」

鞠莉「全くぅ〜……ダイヤはそそっかしいね〜」

ダイヤ「発案者はあなたでしょ!!」


いつぞやの再開のときのように鞠莉さんのネクタイをひっつかんで激昂する。



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