過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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54: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 03:29:20.50 ID:lOVwawcb0

黒澤父「頼む……」

ダイヤ「……」


お父様が十数年かけて背負ってきた問題は……わたくしには重すぎて……

黒澤という血の呪いが……脚に絡み付いてくるようで……

うまく息が出来ない。誰か……誰かこのしがらみを解いて……

藁にも縋る思いで祈ると――声がした


「――ちょ、ちょっと……まずいよぉ……」

「うっさいわね!さっきまでぴーぴー泣いてたじゃない!!こっちなんでしょ!?」


黒澤父「……なんだ?」

ダイヤ「この声……」


突然、部屋の襖が激しく開け放たれた


善子「お邪魔しまーす!!」


善子さんが大きな声と共に部屋に入ってくる


黒澤父「……!?」

ダイヤ「……善子さん!?」

善子「全くいつまで説得に時間かかってんのよ!!」

ダイヤ「え、いや……その……」


語気の強めな善子さんに気圧されて、思わず半歩後ろに下がってしまう

善子さんは一息ついて、お父様に向き直ってから口を開きました


善子「ダイヤとルビィのお父さんですね」

黒澤父「あ、あぁ……」


お父様は面食らいながらもどうにか返事をしている。

その返事のようなものを聞き終える前に善子さんは――

頭を下げていた。


ダイヤ「……よ、善子さん!?」

善子「二人のAqoursでの活動を許して貰えませんか」

黒澤父「……」

善子「決して後ろめたいことはしていません。それにさせません。ですから、お願いします。」

黒澤父「……そういうわけにはいかないんだ……」


それでもお父様は首を縦には振らなかった。



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