過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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◆tdNJrUZxQg
[sage]
2017/03/30(木) 02:39:55.41 ID:lOVwawcb0
果南「……仕事しなさい」
果南さんは適当にあしらって、ペシっと書類のたばを鞠莉さんの額に叩きつける
果南「とりあえず仕事進めないと、放課後の部活に差し支えるよ」
ダイヤ「それもそうですわね……」
果南さんが真面目にやっているのに生徒会長と理事長がまともに仕事してないのもどうかと思うので少し集中して机に向かうことにしました。
ですが……
なんなんでしょう……この胸のつっかえは――
* * *
ダイヤ「わたくしは一体何をしているんでしょうか……」
結局、今日一日なんだかぼんやりしてしまい、練習もあまり集中できてなかったためか果南さんに「少し休んだ方がいいかも」と言われ練習を早めに切り上げて家路に付いたのですが
どうにも落ち着かず、今は自宅の奥まったところにある書庫で探し物をしています。
ダイヤ「……ありましたわ。」
手に取ったのは立派な様相の厚手の本。
これは網元黒澤家の成り立ちや歴史などがまとめられている本。
過去に大きな力を持っていた旧網元の史書ですから、もちろん公共の図書館でも探せば置いてあるとは思いますが
自宅の書庫もそこそこの蔵書量があり、なにより自分の一族のことをまとめた本ですから、ここで探した方が早いと思い
帰宅して早々、普段は入らない埃だらけの書庫にやってきたのです。
ダイヤ「まあ……仮に鞠莉さんの言うように生き別れの妹がいたとしてもこんなところにまとめられているとは思いませんが……」
ペラペラとページをめくり、軽く斜め読みしながら、それっぽい情報を探す。
ダイヤ「あ、これ……」
黒澤家の仕来りの項目を見つけ、そこに目を通す
『黒澤家は女系の家で産まれた娘には宝石の名前を付ける習わしがある。』
ダイヤ「これは知っていますわ……全くこの名前で子供の頃はいろいろと苦労を……まあ、それはいいですわ」
『黒澤家の番いは一生のうちに二人の子を産み育て、その姉妹の長女に婿養子を娶らせ跡継ぎとする。』
ダイヤ「……これ文脈通りなら二人とも娘前提なんですが、息子が産まれたらどうするんでしょうか。」
黒澤家は代々女系だとは聞いたことがあるが、まさか男が一度も産まれたことがないとでも言うのだろうか。
もし男児が産まれたら山にでもこっそり捨ててきてしまうのでしょうか。
ダイヤ「ぞっとしない話ですわね……」
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