過去ログ - 後輩「また死にたくなりましたか?」
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2:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 17:54:10.79 ID:VFCWYClv0



「ハル、いつまで寝てるの?」

以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/03(月) 17:55:20.42 ID:VFCWYClv0

どんな子なのと聞かれたら、とりあえず美少女ではある。

身長は大きくもなく小さくもなく、小学校の大半は俺の方が身長が低かった。タレ目で小動物みたい、ファンクラブとかありそう(中学の頃にはそんな大それたものではないにしろ小規模なものはあったらしい)
こんな幼馴染がいると知られたら、どこかで誰かに呪われそう。
以下略



4:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 17:56:02.33 ID:VFCWYClv0
朝食はいつも姉が用意してくれている。親はまだ寝ている。毎日遅くまで働いて、俺達が学校に行った頃に起きてまた会社に行く。この生活はもう3年くらい続いている。

家事は最初の方こそ一緒にやったりしていたのだが、ここ数年はもっぱら姉に頼りっきりである。

「あんたさ、今日バイトだよね? 」
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/03(月) 17:56:45.91 ID:VFCWYClv0



朝食を食べ終わり、身支度をして家を出る。家の前には、幼馴染の女の子。電子端末を片手に持ちながら待っている彼女に、なんだかなーと思いつつ、声をかける。

以下略



6:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 17:58:05.65 ID:VFCWYClv0
彼女は少し下を向いて、何か考えているような、神妙な顔をしている。

「いや、別に一緒に登校したくないとか、そういうことじゃないからな?」

自分で言ってから、どこのツンデレだよと少し後悔した。
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/03(月) 17:59:08.45 ID:VFCWYClv0



校門の前で、体育館へ向かう彼女と別れ、教室へ向かう。

以下略



8:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 17:59:42.51 ID:VFCWYClv0
でも、俺は千咲のことをどう思っているのだろう。

だから、俺はいつもそうやってきたように言葉を濁して、「そんなんじゃないよ 」としか言う他なかった。

「好きなやつとか、いないんだろ? だったら片桐さんとそういう仲になるのも、悪くないんじゃないか? 」
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/03(月) 18:00:30.89 ID:VFCWYClv0
「まぁ……もし仮に現実だとしたら、会ってみたい、とは思うな 」

これは本心だ。会ってどうにかなるわけでもないし、昔の約束だから覚えていなくても無理はないけれども。

「ハルがそこまで言うなら、きっと現実なんだろうな 」
以下略



10:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 18:01:09.32 ID:VFCWYClv0


「今週で学校は最後だぞ。最後の週だからってお前ら油断するなよ 」

担任がSHRでそんなことを言った。
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/03(月) 18:01:44.83 ID:VFCWYClv0


放課後になり、バイト先へと向かう。バイトはコンビニで、家と学校の中間地点、よりちょっと家の近くにある。

週4勤務だとあまり稼げるわけでもないのだけれども、なんだかずっと家に居てもなにもすることはないし、なにより親にずっと頼っているのもな……と思い、高1の夏から働き始めた。
以下略



12:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 18:02:25.10 ID:VFCWYClv0
「いや、できてないです。夏休みの俺のシフト見ましたよね? 」

「あー、見たよ。聞いてみただけ、世間話の一環だよ。きみ、なかなかモテそうだし 」

モテません。関わりのある女子だって、片手で数えることができるほどしか居ない。
以下略



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