過去ログ - 二宮飛鳥 VS 電動マッサージ機
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8:名無しNIPPER[saga]
2017/04/07(金) 21:41:23.58 ID:YKhzWS1w0
スッ
P「―――何のつもりだ、飛鳥」
飛鳥「ふふっ…。こいつの正しい使い方、かな。こう、だろう?」
飛鳥は電動マッサージ機を両手で持ち、『切先』を俺に向ける。
それは剣術における、正眼の構えのようなもの。
ぞくりと、俺の背筋が粟立った。
飛鳥「キミは高周波ブレード、というものを知っているかい?」
P「…」
飛鳥「沈黙は肯定を意味するよ。…高周波ブレードは刃を高速で振動させることで切創箇所に熱を発生させて溶断するというものだ。こいつに刃はないようだが…、操者のボクにまで伝わるほど振動が強い。この形状ならば、メイスのような使い方になるだろう。おそらく、この丸い先端に触れたものは悉く炸裂するはずさ。つまりこいつで人間を殴ると…」
P「…殴ると?」
飛鳥「相手は死ぬ!」バァーン
P「な、なんだってー!!」
飛鳥「ふふっ…。その反応は、あまりに道化が過ぎるんじゃないかな。元々、これを持っていたのはキミだろう。こいつの能力はよく知っているはずさ。それとも、敢えて煙に撒いて、ボクからこいつを取り戻そうというつもりかな?」
P「…いや、飛鳥が是が非でも欲しいというなら、俺はそいつを取り上げることはしない」
飛鳥「! ふふっ、あっはははは! 面白いね。どうやら、こいつでボクに何かをさせたいらしいな、キミは! ああ、汚れた世界を壊してしまおうか! それとも、救世主としてこの世界に君臨しようか! くくくっ…、はははははっ!」
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