過去ログ - 千歌「――私はある日、恋をした。」
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25: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/04/09(日) 13:30:02.34 ID:kLIl0PWso
果南「……鞠莉、もういい。自分で歩くから」
鞠莉「……あらそう?ざんねん♪」
学校を出た辺りでやっと開放される。
果南「それで?どういうつもり?」
私は不機嫌そうに鞠莉に尋ねる。実際不機嫌だし
鞠莉「んー?……ダイヤははっきり言ったところで自分のやり方は変えないと思うよって」
果南「それは……。……でも」
鞠莉の言いたいことはわかる……
鞠莉「ま、正直わたしも今のやり方には無理があるとは思うけどね?いいんじゃない?無理させておけば」
果南「な、なにそれ……」
鞠莉「言ったでしょ?ダイヤは言っても変わらないって。じゃあ、痛い目見るまで放っておけばいいのよ」
果南「鞠莉……!!」
鞠莉「……果南が気になってるのは別に千歌に嫉妬してるからじゃないんでしょ?……なら、それはただのおせっかいだよ」
果南「……」
……確かに鞠莉の言うとおり、これは嫉妬ではない。単純な心配だ。
鞠莉「そりゃ確かに私たち言葉足らずなところが多いけどさ、"これ"に関してはただ『やめろ』って言うのも違うと思わない?……それにもしダイヤに何があってもちゃんと味方で居てあげれば、それでいいじゃない」
果南「それは……」
こういうときだけ変に頭が回るし、気も使えるんだよね鞠莉って
鞠莉「……まあ、いつも近くでぴぎゃぴぎゃ言ってたダイヤが巣立っていくのが寂しいのはわからなくもないけどねぇ〜」
果南「そんなんじゃないって……」
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