過去ログ - 千歌「――私はある日、恋をした。」
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29: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/04/09(日) 13:31:52.79 ID:kLIl0PWso
千歌「……でも、普段はあんまり料理とかしなくって……最近、梨子ちゃんに教わって作れるようになっただけなんだぁ」
ダイヤ「梨子さんに?……そういえば、おうちがお隣でしたわね。」
千歌「最初は失敗ばっかだったけど……どうにか形にはなりましたっ」
ダイヤ「いえ、そんな……本当においしいですわ。」
緩やかな時間が流れる
最近はダイヤさんもいろんなことを喋ってくれるようになったし
なんだか距離が近付いている感じがして嬉しい。
千歌「今度はプリンでも作ってみようかな……」
ダイヤ「……!!……ほ、本当ですか……?」
こうやって、ダイヤさんの興味を引く話題もだんだんわかってきたし……なーんて
千歌「はい!頑張って作ってみるよ」
ダイヤ「……た、楽しみにしてますわ……///」
少し自分が興奮気味に言ってしまったのが恥ずかしかったのかダイヤさんがほんのり紅くなる。
えへへ……こういうダイヤさん見れるのって、もしかしてチカだけなんじゃないかな?
ダイヤ「ごちそうさまでした」
千歌「おそまつさまでした」
お弁当を食べ終えて。私がお弁当箱を片付けているとダイヤさんは早速仕事を始めていた。
千歌「もう、仕事するの……?」
ダイヤ「……眠ってしまった分、少しでも進めておきたいので……」
ありゃりゃ、想定外……今日はデザートがあったんだけど……
かばんの中からテンと机の上にみかんを取り出す。
ダイヤ「……みかん?」
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