過去ログ - 千歌「――私はある日、恋をした。」
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54: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/04/09(日) 13:44:19.82 ID:kLIl0PWso


ルビィ「とりあえず、お車まで肩貸すね……歩ける?」

ダイヤ「あ、はい……ありがとう、ルビィ……」


静かにベッドを抜けて、ルビィの肩を借りて歩き出す。

保健室のすぐそこには梨子さんが待っていた。

梨子さんはわたくしを一瞥して


梨子「あとは任せてください」

ダイヤ「……ありがとうございます」


それだけ言うと保健室に入っていった。

帰り際、ちらりと視界でギリギリ捉えられる千歌さんを見る。


千歌「……ダイヤ……さん……」


寝言でしょうか……かすかに動く口元がわたくしの名前を呼んでいる気がしました。





    *    *    *





千歌ちゃんが目を覚ましたときにはすっかり日も暮れていて

今は千歌ちゃんと二人での帰り道

千歌ちゃんはずっとぼんやりとしている。


梨子「千歌ちゃん?大丈夫?」

千歌「……え……あ……うん……」




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