過去ログ - 千歌「――私はある日、恋をした。」
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85: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/04/09(日) 13:59:31.41 ID:kLIl0PWso
ダイヤ「第一、果南さんに言われたくありませんわっ!!子供の頃からこっちの家の事情も関係なしにあっちこっち連れまわされて――」
果南「それでも一線は守ってたつもりだよ」
怒り狂うダイヤにピシャリと――言い返した。
ダイヤ「そ、それは……っ」
怯むダイヤに私はそのまま続ける。
果南「日舞やお琴の稽古がある日には連れ出さなかったよね……?祭事で出張ってるときもダイヤのこと連れまわしてたかな?」
ダイヤ「……」
果南「ダイヤ……私もずっと内浦に住んで生きてきたんだよ……。黒澤家の跡取り娘がどういう存在かなんて……ダイヤも私の言ってることの意味……わかってるでしょ?」
ダイヤ「……っ」
果南「ルビィから聞いたよ……もう、すでにお見合いの申し込みとかも送られてきたりするんでしょ?……それってそういうことでしょ?」
ダイヤ「……やめて」
ダイヤが首を振る。子供のように
果南「どうやって説明するの……?スクールアイドルがどうとかそういうレベルの話じゃないよ……男だったらまだしも……女の子と付き合ってますなんて、どうやって納得させるつもりで――」
ダイヤ「――やめてっ!!」
ダイヤは耳を塞いで叫んでいた
ダイヤ「――やめて……やめてください……聞きたくない……」
へなへなとその場にへたり込んで
ダイヤ「……わたくし……今幸せなの……放っておいて……」
果南「……ダイヤっ!!」
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