過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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384: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/23(水) 02:02:09.26 ID:ACHivlhz0
EVEはいつも通り、与えられている夜間の警備を行っている。アンドロイドであるEVEには、多少の明かりがあれば周囲を見回すことが可能だ。また、ある程度の遠方も見ることができる。何より睡魔が存在しない彼女にはこの任務は適任だと言えた。

眠っていた部分が解放され、人間味を増した今でも、この結論に変わりはない。しかし、1人で佇むことになるのが多いこの時間帯で、EVEもまた人と同じように考え事が多くなっていた。

生まれ落ちた自分は、なぜ1人しか存在しないのか。ロッサという存在が生まれた今でも、彼女の中で湛える孤独という虚無は眠っていた。そしてその思いさえもまた、自分を生み出した山海による産物に過ぎないのではないか。という思いが、その孤独を色濃くさせている。
以下略



385: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/23(水) 02:31:15.46 ID:ACHivlhz0
そこには多くの群衆らしい人影がいた。壇上の上にある机には蝋燭が灯され、群衆はその前の広いフロアにある外周に身じろぎもせず立っている。そしてその中央には、両腕を一人ずつ捕まれ、膝立ちの状態になっている人間がいた。その中央部分の周囲にも蝋燭が灯され、人間を拘束しているのは、ゾンビだ。

壇上に1人だけいた人影がゆっくりとその人間に近づく。人間、男は恐怖に染まる顔が蝋燭から放たれる柔い光で浮き彫りで、足音だけが近づいてくることで増す恐怖が、身体をも震わせる。

足元が見え、そして全体が現れる。褐色肌に、赤い目。羽毛付きの白色のロングコート、腰には西洋の剣が鞘に収まっている。その存在が、ゆっくりと男に近づき、顎に手を添えた。その表情は、言ってしまえば品定めをするようなものだ。
以下略



386:ブレイクタイム  ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/23(水) 03:15:59.93 ID:ACHivlhz0
【プロジェクト】
「主任ー、ロッサの調整はどうなってるノー?」

「順調だな。そっちはどうなんだ?」

以下略



387: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/08/23(水) 03:19:39.64 ID:ACHivlhz0
>>381
好奇心とおっかなびっくりのせめぎあいだねぇ


さて、それぞれが進み。これからどうなることやら。


388:名無しNIPPER
2017/08/23(水) 08:06:17.38 ID:etAAoKlE0
乙 敵のコマにされちゃったか  厄介だね


389:名無しNIPPER[sage]
2017/08/23(水) 14:24:40.70 ID:cAJMQ0FU0
っというかパラノイア進化してない?
自分の意思をゾンビじゃない普通の人間に直接頭に伝えるって
つまり覚がした自爆を放浪者相手にも出来るんじゃ…?


390:名無しNIPPER[sage]
2017/08/23(水) 17:37:54.89 ID:wMab0RLy0
乙!
バケモノが増えたか……ハンターさんの血が騒ぐな


391:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/25(金) 17:06:17.80 ID:YSkdnNwv0
俺だって、みんなに死んでほしくなんかねーよっ……!


392: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/26(土) 03:18:12.27 ID:h6Gnpfir0
五百九十九日目

強襲班による高速道路からの侵入路確保は完了した。パラノイア攻略において、安全にバリケードを突破して中へ強襲する目途はついた。安全という部分については、比較的というところではあるがな。それでも、俺以外のメンバーにトラブルが起こらない為ということでは、重要なことだ。

工作班も順調に侵入路の確保と、バリケード内に通じている地下道の出入り口部分の封鎖も進めているようだ。強襲班が地下道を使っての脱出ができなくなるというデメリットもあるが、結局のところ包囲されない状態を作る方のメリットの方が大きい。
以下略



393: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/26(土) 03:21:29.89 ID:h6Gnpfir0
レポートNO.153

井門圭司


以下略



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