過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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56: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/21(金) 19:44:52.20 ID:8XMKiyFm0
「……。君に驚かない要素はあるのかな?」

本当にたどり着いた放浪者に、驚き、戸惑い、諦めといったものが混ざった、言葉にできない感情をフレンドは覚えた。こちらに向かうと言っていたが、なかば半信半疑ではあったからだ。放浪者が信頼に足り、有言実行を続けた人間だとしても、それほどにこの移動と拠点の状況は芳しくはない。

だから、エコーに拠点の場所を教えていいかのやり取りで、その必要はないだけ言われた時に、フレンドは仕方のない判断したほどなのだ。本来、ここは彼がいるべき場所ではない。

「おおー! 本当にいらっしゃりますよって、自分、西村新言います」

「…話には聞いている。西村さん、すまないが、そこのフロートボードの充電を頼めるか?」

お安い御用と、西村は早速フロートボードをファイブキラーと一緒に、隠れアジト内に運び込んでいく。

「…他の2人は?」

ヴァルキリーミラージュの2人は、エコーの見張りを兼ねて一緒にいるとのことだった。音を操る相手と聞いたこともあり、放浪者は簡単に言っていいのか聞くと、わかる相手だから了承はもらっているという回答だ。

「早くエコーちゃんに会いたいよ…」

放浪者に隠れながら、フェアリーが催促する。時間が限られた任務ということもあり、話も早々放浪者もエコーへの対面に向かった。


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