過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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573: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/12/21(木) 17:31:48.26 ID:NItbErks0
中には、外の群れを処理することを前提としたように、第二波がもう用意されていた。咆哮を上げて突っ込んでくる。クローゾンビ数体、数が少ない変異体をここまで集められるのは、やはり亜種としてのパラノイア(キング)の力だろう。

コマンダーゾンビは、個体も少なければ遭遇して生き延びた生存者も少ない、情報が限られている変異体。だが、少なくても変異体を操ることができない、というのが生き延びたことのある放浪者の元々の認識だった。それを覆したのが、パラノイアだ。だから、この状況に驚きもしていない。ただ冷静に、全て斬り払うだけだ。

変異体の中で素早さが上位になるクローゾンビ、洩れなく全てすれ違いざまの斬撃を受けて、その速さのまま倒れ、光沢のある床面をすべっていく。慣性の力が無くなり、そのまま動くことはなかった。
以下略



574: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/12/21(木) 17:55:29.43 ID:NItbErks0
剣戟による響きが広がる。放浪者が一気に、ゾンビや変態の群れを割け、その褐色肌の亜種に攻撃を仕掛け、それを相手の持つ槍で塞がれた形だ。アスクマン、ソードマン共にこちらの動きに反応する、ということはなかったが、今回の亜種は全員予期した動きをしている。

「(…ゾンビと変異体は、これまで通りワンテンポ遅れているな)」

広域な支配範囲の戦闘を全て操作する。そんな脳が肥大化したとはいえ、処理能力に負担をかける状況でパラノイアはいる。故に、以前よりも繊細な動きを欠いているように彼は感じられていた。その中で、目の前の亜種達は自分の動きを読み切った動きを見せる。
以下略



575: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/12/21(木) 17:57:59.08 ID:NItbErks0
>>569
なんだろうねぇ。

>>570
まぁ、そういうところでもあるね
以下略



576:名無しNIPPER[sage]
2017/12/21(木) 18:20:37.41 ID:hhK2hZxd0
>>574最後の一体「(放浪者に対して)こんなんチートや!チーターや!」


577:名無しNIPPER[sage]
2017/12/22(金) 19:09:11.20 ID:y2/n/VLV0
意を知るとて追い付けぬもの 放浪者 それと接敵してしまったゾンビは1D6のSANチェックです。


578:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/23(土) 07:08:36.91 ID:QCOb0FgH0
異形がSANチェックて、どこぞの全然尻込んでないシリゴミ卓かっつーのw


579:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/24(日) 21:15:01.00 ID:t8nB3XWv0
異形になって学園生活するシナリオもDLsiteで売ってるぞw


580: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/12/25(月) 19:38:47.89 ID:5r0+B1ql0
ハンターは、地下道を経由して大型駅の地下にある広場にたどり着いていた。戦闘が長引いていたからだろう、流石の彼も疲れを感じている様子で、水が流れていたであろう噴水の縁に腰かけ、紫煙を纏っている。そして、その周囲にあるのは、いつも通り処理されたゾンビや変異体の無残な姿が、地に伏せる。

もちろん、この状況にハンターは違和感を覚えている。状況から、この大型駅内部に噂のパラノイアがいると彼は想定していた。その本陣に潜り込んだ、だというのに今処理した以降の敵の増援はやってきていない。

こうやって自由に振る舞えるほどの実力がある彼だとしても、スタミナには限界がある。その部分については、ゾンビの方が圧倒的に優位だ。疲れるということを知らないように、動かす身体(きかん)に何も異常がなければ、追いかけ続けてくるのだから。
以下略



581: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/12/25(月) 19:58:46.34 ID:5r0+B1ql0
もう一つの感覚。それは何と言えばいいのか。真夜中、物静かな部屋で無音のテレビをつけた時のような、無いと発信された音を聞くような、そんな感覚。

つまり、何かがいる。パラノイアかも知れないし、全く別の変異体。あるいはミュータントの類。それがこの周囲にいると、ハンターは考えた。

「…。はん、そうすることが答えってことだろ?」
以下略



582: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/12/25(月) 20:02:42.56 ID:5r0+B1ql0
>>576
うんまぁ、そう思われても仕方ない。

>>577-579
一応放浪者は人間です、それだけは言っておきます。うん。
以下略



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