過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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726: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/26(月) 02:18:43.54 ID:4Lj0x3aA0
山中の怒りが収まるまで摘ままれた放浪者の両頬は、それなりに赤くなった。

「…オーガ、及び先ほど名付けたカマイタチという上位種は、恐らくバリケード内に潜んでいる。引き続き、大型駅エリアそのものの脅威は変わりない。大型駅確保も、当面の活動に関わる。あのエリアを解放、そして確保してようやっと文明復活の足がかりが整う」

「いよいよの大詰めになりましたね」

全体の集合時にも、放浪者は言っていたが、拠点として最大の障害、キングの処理は終わった。しかし、その上で更にやらなければいけないのは、文明復活の足がかりとする都市の解放が待っている。勝利の喜びに浸れるのは、残念ながら眠るまでの少しの間だけ。目が覚めればまた、同じような日々が待っている。

「…あぁ、後少しだ」

「……。えぇ、待ってます」

希望は未だ残り続けている。それが、任務の終了まで残り続けるかはわからない。それでも、平たく人間は、希望を信じていたい。それは2人であっても、変わりはなかった。


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